だいすき。
@menndako
第1話 〜小雪side〜
廉くんは、物心ついたときからずっとそばにいる、隣のお家の優しいお兄ちゃん。
ずっと、ずぅっと大好き。
― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―
小雪「うぅ、ひっく… れんくん、またしょうがぁ…」
廉 「うん、どうしたの、ほらお顔ふいて?」
小雪「こゆきはね、小さいから小雪なんだって…小さいからすてきなお姉さんになれないって、だからこゆきはずっとチビだって、しょうが…」
廉 「大丈夫だよ、ほら俺ん家で一緒に遊ぼう?」
― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―
廉くんはいつも優しかった。他の大人のように、あれこれ話して諭そうとはせずに、ただ大丈夫、一緒に遊ぼうと言ってそばにいてくれた。
あれは4歳くらいだったのかな、
翔にチビとからかわれて廉くんに泣きついてから、廉くんは「小雪ちゃん」から「ユキちゃん」と呼び方を変えてくれていた。そういう細かい気遣いも、ホント大好き。
ずっと、私に優しい廉くん。
…でも、私 “だけ” じゃなかった…
だいすき。 @menndako
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