13、エール (お題:通知表・ペンライト・ねこ)

 また通知表が酷かった。

 親にはもう呆れられてしまった。

「私ってダメな子なのかな?」

 ため息を吐き、枕に顔をうずめる。

 その時、頭上からゴロゴロという声が聞こえた。

 顔を上げると、そこには推しのペンライトを咥えた飼い猫のミケがいた。

「……あんただけだよ」

 私はミケを抱き寄せ、お腹に顔を埋めた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る