第16話
えっと、私はどうしたらいいの?
抱き締められたまま、未だ喧嘩中の彼等を見ようと顔を横に向けてみる。
「チッ、さっさと片付けるぞ」
「うん。俺も同意見」
何故かやる気を出していた。
それからは一瞬だった。
今まで攻撃を回避していた二人が反撃に出て、一発で仕留めていく。
そして呆気なく二人の周りには倒れた男達だけになった。
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