第5話
「黙ってどうしたんだ?怖くないからこっちおいで」
手を伸ばされてあと数センチで捕まる。
その瞬間、
「っ、おい!!待て!」
後者の逃げる事を決めた私は全速力で走った。
「追え!」と荒らげる声が背中から聞こえたけど、ひたすら走った。
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