第7話 日録7

 今日で一週間が経過して、明日から4月になる。新年度だ。

 一週間、なんやかんやで続けられた。後、もう二週間続けられたら、習慣化したって言えると思う。

 最近は、体調はともかく、心の調子が良いみたいだ。でないと日々記録なんてできない。

 今日は、3月最後の日だから、なんか寂しい。4月になれば、やりたいことはある。

 だから、今は休んでおこうと思っている。その猶予がもうない。明日からやらないとできない。

 もう、猶予はないんだ。

 だから、きっと今までとおんなじように、生きていくのでしょう。

 変わりたいとあんなに切望していたのに、いざってなると、変わりたくないと思う。

 私はいつもそうだ。

 自分を変えずに結果を成そうとする。

 それは、不可能だ。自分を変えないとできない。

 だけど、変えてしまったら今まで守っていた何かが、壊れてしまう。

 それが、怖くて恐れている。

 その何かは、自分の根幹を成している何かで、それを一度失ってしまうと、もう以前の自分には戻れない気がした。

 そう、そんな気がしたから、いつまで経過しても、自分のままだ。

 変えたいのか、変えたくないのか、わからない。

 ただ、それを失いたくない自分がいることは確かである。

 それが消え去ってしまえば、寂しい……。

 そして、言い訳できない気がする。

 そう、そんな気がする。

 いつか、私が本当に欲しいものを手に入れたとき、それを捧げなくてはならないのならば、捧げられるだろうか…………。

 ………………わからない。

 ただ、今じゃないことは確かだった。

 今は、休むときだ。

 動くときではない。

 今、動いたら、きっともっとおかしくなるのだと思う。

 それだけはわかる。

 そして、そのときが来た時のために、準備しておこう。

 それが、一番良いことだろう。うん。

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