無双のスケートボーダー
最時
第1話 布団職人
車椅子で病院の玄関を出てタクシーに乗せてもらう。
はあ。
やってしまった。
練習で足がポッキリ逝ってしまった。
今日は外出許可をもらって布団屋へ向かう。
オーダーメイドの布団でアスリートの評判が良いようだ。
何十万もするマットレスを使っているがそれと比べれば普通に良い布団の料金だ。
試してみようかと
「いらっしゃいませ堀上選手」
「よろしくお願いします」
仮の布団に寝て綿などを調整していく。
なるほどこれは良さそうだ。
「どうでしょう」
「はい。
良いです。
ありがとうございます」
「一週間ほどで仕上げますので」
「有名な方も来られますか」
「そうですね。
昨日は車椅子ダンスのチャンピオンが直しに来ました」
「車椅子ダンスですか」
「お得意様で
車椅子という道具を使うためか背中やお尻のこだわりがすごくて」
「なるほど、なんて方ですか」
「天野さんです」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます