なぜ生物は生きようとするのだろうか

 生物は死ぬ。それはなんでだろう。生物が死ぬのはいくつかの理由があるけど寿命で死ぬということについて考えてみる。

 ひとつ前の話でも書いたように有性生殖をする生物が生存戦略を突き詰めた結果という見方が主力だ。生物はすべて細胞で構成されている。その細胞に長い時間たつと細胞内にあるDNAに傷がつく。その傷がついたDNA、それを後世に伝わらせないようにするために年老いた生物は死ぬという考え方だ。でも疑問がある。なんでそこまでして自分の種族を長く存続させようとするのか。それによってもたらされることとはなんだろう。世界征服をするわけでもないのにひたすらに自分の種族の数を増やし、繫栄させようとする。本当にそこまでして個体数を増やした結果、何らかのメリットがあるのだろうか。繫栄させた末の目標があるならまだわかる。でもその目標が見当たらないのだ。(自分の思考力不足は否めないので何とも言えないが、少なくとも自分が考えた限りだと見当たらなかった。)

 でも人間含め有性生殖をする生物は自分たちの種族を守るために寿命というものを生み出したのに、その寿命にあらがうべく補助具だったり、医療だったりを人類は発達させてきた。そこまでするほど”死”が怖いのだろうか。一つ言えるのは人類が自らが生み出した仕組みに抗うべく日々研究開発をしているということである。

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