第46話

「あ!けど絶対譲れない条件がある!!」



「何?」






「・・・あたしの事だけ、愛してくれる人。」




「・・・。」







うん。ただの理想。




そんな人居ないなんて、わかってるよ?





なのに、黙ってしまう和泉。






ああ。



あたし、酔ってるんだ。








「・・・ねえ、和泉・・・。」





お願いだから喋ってよ。



バカだって、いつもみたいに冗談を言って笑ってよ。





「なんで、あたしダメなのかな・・・。」





そうしないと、弱いあたしが顔を出してしまうから・・・。






泣きたくなって、しまうから・・・。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る