第5話 瑠衣は試験を受ける
「はいよ、瑠衣ちゃん、琴音ちゃん飯だよ」
「おばさん、ありがとう、いただきます!」
シチューの濃厚な味が口に締めてとろけていく、このパンはやわらかくて美味しい異世界だから少し作り方とか違うのか。
「上手いだろ、ここのおばさんの料理は」
と、おじさんが作ってないのに自慢してる、おじさんが作ったんじゃないだろって。
「それより、おじさん仕事の件なんだけど」
おじさんさんは少し真剣な表情で。
「冒険者にならないか?」
「冒険者ですか?」
と私が聞き返すとおじさんは笑いながら。
「まぁ知らないよな、冒険者ってのは狩りをしたり市民の依頼を受けたりたまにぃ、貴族様とかの依頼を受けたりすることだな」
「でも私王様から追われてる身ですよ」
そうた私は王様に多分追われている、抜け出したので当然である、ムカついたしだって仕方ない、女の子虐める奴は私の敵。
「だからだよ、冒険者ってのはランクが高い程実力強ければ強い程、融通が聴くんだだから、一番なるなら冒険者だな」
「んで職業とか自分のわかるか?」
とおじさんが聞く、どうしよう賢者とか言うのも、ありだけど、それで面倒事になったらなぁ、まぁここは無難に魔法系って答えよう。
「僕はゆう……」
と翠乃ちゃんが言うので私は口をふさぐと。
「んっん」
「翠乃ちゃんが剣士で私が魔法使いだよ」
と言うとおじさんは。
「なるほど、なら丁度いいかもしれないな、それじゃ冒険者ギルドまでの道書くから行ってきな、俺は依頼があって同行できねぇんだ」
と言うとおじさんは冒険者までの道を描いてくれて、私達は向かっているんだけど。
今は翠乃ちゃんと手を繋いぐ居ます、指を絡めて恋人繋ぎです、めちゃくちゃ小さくて幸せです、しかも最初繋ぐの嫌がってたけど勝手にギュッて握ってくれて、お姉さん興奮します。
それよりも翠乃ちゃんには言わないと。
「翠乃ちゃん本当の職業は言うのは駄目よ」
「何でですか?」
「勇者と賢者って反応的に珍しいらしいから、言ったら騒ぎになって王様から早く見つかるでしょ」
と言うと翠乃ちゃんに言うと。
「たしかに、わかった」
と言うと翠乃ちゃんは満面の笑みで笑ったけど、この子は純粋すぎるな、まぁそれも良いところで可愛いんだけど、何か不安だなぁ。
と言い私は翠乃ちゃんを少し撫でて歩くのだった。
「あっここだ」
宿から徒歩何分かでつくと、そこには少し古びいた木造建築に看板に多分ギルドって文字が描いてある。
「翠乃ちゃん入るよ」
「あっうん」
と翠乃ちゃんが頷けと私は扉を開けると、そこは酒場の飲み場みたいにおじさんがたむろしていた。
「あの、すいません冒険者登録この子としたいんですけど、よろしいですか?」
と私は受付人みたいな人に聞く。
「はい、かしこまりました、読み書きの方はできますか?」
と言うと私は首を横に振る。
「かしこまりました、名前と年と職業を教えてください」
と言うと私から行くか。
「私は音可 瑠衣24歳の職業は魔法使いです」
「はい、わかりました、音可 瑠衣様ですね」
と言い書類を書き後ろに回すと。
「そこのお嬢さんは?」
「伊勢 翠乃18歳の剣士でしゅ」
翠乃ちゃんは恥ずかしいそうにして、顔をうつむける。
よく頑張った私は偉いと思うぞと、思い撫でる。
「じゃあ、こちらランクについてですか、S〜Fまであるのですか、昇格するには依頼を達成するか、昇格戦をすればCランクまでなら上がることができます、また依頼にもS〜Fまでありましてランクと同じか下のランクしか受けられません」
「CとFが同じ依頼を受けることは可能ですか?」
「はい、可能ですが、一番下のランクから3つ上までなら受けられますが一番上のランクと同じランクの依頼は受け入れられません、例えば、CとFだと、D、E、Fの3つのランクを受けられますよ」
いちよ私だけでもCの昇格戦受けるか、いちよ私は剣道とかで経験もあるから良いけど翠乃ちゃんがあるなら受けさせたいが。
「翠乃ちゃん格闘技経験ってある?」
っ言うと翠乃ちゃんは首を横に振った。
「じゃあ私Cランクの昇格戦受けたいんですけど受けられますか?」
「はい、かしこまりました、Cランクの試験は対人戦となりますので少々お待ちを」
と言い中に入る受付人、よしとりあえず壁の端で待ってるかと思い壁の端に行こうとすると。
「おい、お姉ちゃん昇格戦うけるんだって?」
と言う酔っ払ったおじさんが出てきたので無視します、異世界で良く、おじさんに喧嘩売る奴居ると思うんですけど無視すればいいと思うんですよね。
「翠乃ちゃんどうしうようね依頼の文字読めないとキツイし翠乃ちゃん読めたりしない?」
「僕読めるよ」
うんうん、読めるわけって読めるって言ったよね今。
「読めるの?」
「うん、何か上に平仮名で表記されるよ」
私のとは違うのか、ルナの奴絶対許さん。
「無視すんなコラ」
と言うので無視しますだって、めんどくさいし、私から反応すると調子乗るので。
「おい、調子乗るなよ」
と言い私ではなく翠乃ちゃんに殴りかかろうとしてくる。
「おじさん、やり過ぎだよ酔っ払いすぎ」
と言い私は、その腕を拳で流すと、背中に思いっきり一発入れると、おじさんが壁にドンっと室内になり響くと……。
「一回出直してこい、変態」
と言うと受付人に。
「瑠衣様、昇格戦の方準備できたので、こちらに来てください」
と言われるのであった
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