他人の哀しみを面白がってはいけない
- ★★★ Excellent!!!
いじめ、自殺、あるいは奇病。
自分ではない誰かの不幸を興味本位で、またはエンタメとして喜んで見てしまう。
そんな人、いるのではないでしょうか。
私もそうでした。
悪意なく向けられる悪意の眼差しが自分に、自分の愛する人に向いた時、どう感じるのか。
後ろめたさに食い込んでくる物語です。
誰もが手にする通信機器を通じて伝染する怪異に、人はどう立ち向かうのか?
「リング」や「着信アリ」を連想する立ち上がりから、本物の怪異を相手に対処する警察と自衛隊の仕組みが描かれます。
人物は過不足なく描かれ、設定説明で中弛みする事もなく、ホラーの世界の真ん中に入って行けます。
大変楽しめました!