分与主義レポート
iv
第4話
それ故、この社会独特の悲しい歴史がありました。
洞穴時代には食糧が不足し、無理矢理分配すると集団が全滅する恐れがある場合、集団を離れていく個体が多数いたという伝承が幾つもあります。
自主的な口減らしです。ただし、中には新天地を拓いた者達もいたことでしょう。また、故郷が豊かになったこともあったでしょう。
旅立った者と残った側の双方を思う気持ちは子孫にも受け継がれ、生活に余裕ができると必ず双方で交流を求めました。こうして、仲間に分け与えるため一生懸命働く人・文化の拡散が行われていったようです。
vにつづく
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