第21章:試練の始まり

 気がつくと、エリオスとリナは見知らぬ場所に立っていた。まるで夜空そのもののように、足元も天井も無数の星々が輝いている。


 「ここは……どこ?」リナが周囲を見渡しながら呟く。


 エリオスは目の前に立つ旅人を睨みつけた。「これは一体どういうことだ?」


 旅人は微笑みながら答えた。「ここは《星の幻界》。星の神殿の試練を受ける者が訪れる場所だ」


 「試練……?」


 「そうだ。お前が本当に星の力を覚醒させるに相応しい存在か、それを確かめる」


 その言葉が終わるや否や、周囲の星が一斉に輝きを増し、無数の光の粒が集まって巨大な星の獣の姿を形作った。


 それはまるで銀河そのものを宿したかのような、神々しい存在だった。


 「エリオス……試練に打ち勝ち、真の星の力をその身に刻め!」


 旅人の声が響く。


 エリオスは剣を握りしめ、深く息を吸った。


 「やってやるさ……俺の運命を証明するために!」


 そして――


 星の戦いが、始まった。

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