泡沫夢幻というフレーズを思い出しました。語り手(シテ)とお相手(ワキ)の正体をあえてぼかしながら進行させつつ、それでも人物の存在感ゆえにその姿がありありと浮かんでしまうのがおもしろかったです。情報待機のレトリックに感心しながら読んでいました。ありがとうございます。