踊らされてるわけじゃない、自分の意志で踊ってる。
- ★★★ Excellent!!!
本作は、UPJ(通称:ウルパー)という遊園地を舞台に繰り広げられる群像劇。
ゾンビナイトという大人気イベントを軸にしたストーリー展開はもちろん、この物語を作り出しているキャラクター1人1人が実に個性豊かで魅力的だ。
「別に欠けててもいいじゃないか」とキャッチフレーズ(※作中の台詞でもある)にもあるように、みんなそれぞれ欠けている部分があるが、それを良しとしたうえで、突出した個性と強みを持っている。
中にはトラブルメイカーのような人物もいるが、彼らも舞台装置としてではなくきちんと1人の人間として描かれ存在しているため、なんだか少し憎めなかったり。
そんな彼らが遊園地を舞台に繰り広げるドタバタでハチャメチャな日常が楽しくないわけがない。
それぞれの思惑と行動が絡み合い、次から次へと巻き起こるアクシデントの数々は、遊園地という非日常的空間における日常だ。
ゲストにとっての非日常を作り出すためのスタッフの努力、非日常を求めてやってくるゲストの期待が上手く噛み合わないこともある。
しかし、欠けた部分同様、そういったままならなさや行き違いをも愛おしいものとして描き切ってしまう手腕は天晴れと評するほかないだろう。
主人公であるカッピーのみならずスタッフの面々やゲストたちの成長を追えるのも嬉しいところ。
お仕事×ラブコメの最高峰!
UPJに入場して、一緒にゾンビナイトを楽しもう。