自分も軽い気持ちで趣味入り、段々と嵌っていく感覚が読んでいて共感出来、例え時が経とうともそう言う初心を忘れずに人の情熱や想いを軽んじない自分で在りたいと改めて思いました。
この物語は何とはなしにヴァーチャル・アイドル生成ソフトでアイドルを誕生させた主人公とそのアイドルが紡ぐドラマです。「単なるデータじゃん」なんて言葉はよく耳にします。しかし、それを言ってしまえば私たちも電気信号や神経回路で動く肉体があるだけのデータです。大事なのは、そのデータとどのような日々を送るかということだと思います。このお話ではその「日々」という部分が非常にうまく描写されています。だからこそ、自分は終盤でぐっときました。良い作品です。ぜひ読んでみてください。