妖精はどっち？

ここは雪に閉ざされた森の中の洋館。
ここで普通の中学生のミライと、旅の魔女がティータイムを繰り広げていた。
ミライが妖精を見たことがあるかと魔女に尋ねると、言葉を濁しながらもあるといえばあると答える魔女。
ミライは興奮しその世界の話を聞きたいと魔女にせがみ、魔女は別の世界を映す窓『魔女の窓』に、ある世界を映す。そこにはいかにも妖精といった生き物がたくさんいたのだが……


KAC2025 お題「妖精」参加作品です！
別の短編「きっとそこに、あこがれがあった」「二人並んで見送りましょう、遠い旅路を」「切り取られた窓の向こうには」とつながった世界になっていますので、よろしければそちらもお読みください。