そんなウィルを無視して炭酸水を取り出した蘭丸が、ちらりとこちらに視線を向けた。

「いいご身分だな」

「や、あの…」

「俺たちですら入った事ねぇってのに」

ゴンッ、手にしていたガムテープがウィルの手から転がり落ちる。

珍しく由良さんまでも目を見開きフリーズしていた。

「いやあの…決して一緒に住むわけでは…なくてですね…」

「「…」」

「少しの間…居候を…させていただいて…」

「「…」」

「や、あの！シドさんはもちろんこっちで寝起きしますし…！！」

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