こ、これは、そういう話か! と読み終えた後に頬が緩みました。
「早乙女さん」に「あこがれ」の気持ちを持っている主人公の「私」。
とにかく早乙女さんが大好きで、早乙女さんにあこがれ続ける。
そしてそのためには、手段をいとわない。
言葉、というのは便利なものだと本作を読んで強く感じさせられます。
「あこがれ」の気持ちだと言えば、なんとなく免罪符的な効力が発生するように思える。
なんとなく「特定の単語」にルビを振って「あこがれ」と表記してみたいような。そんな気持ちにさせられました。
果たして、「〇〇」という部分にはどんな言葉を当てはめるか。それは読者一人一人に委ねられるのかもしれません。
あなたは本作を読んで、「あこがれ」という言葉をどんな風に「漢字変換」したいか。是非とも本編を紐解き、確認してみていただきたいです。