ヒューマニズムという傲慢な考え方を批判しつつ、個人主義と化した人間の自己中心性も浮き彫りにすることに成功した、〝リアリズム〟の物語。他の生物を殺しまくりながら、自己憐憫に酔う資格などどこにもないと、分からせてくれる、素晴らしい作品。
我々は命を大事にと教えられていますしかし、実際は害虫なら平気で殺すし、家畜が殺されることには何の疑問を持ちません人間同士も立場が違えば、殺すことも正義とされるでしょうそんな矛盾を鋭く描かれています私は結構、共感しましたが、あなたはどう思いますか?