タイトルを見た段階で、何かすごいことが待っていそうと否応なく期待が高まりました。
主人公はとある地域の「奇祭」に参加することに。そこのひなまつりでは「絶対に喋ってはいけない」というルールが存在していた。
果たして、それを破った先で主人公の身には何が起こってしまうのか。
ひなまつりの本当の意味。ひなまつりを「漢字」で書くとどんな字になるか。
この見えない「ルール」の先にいる「何か」は一体どんな存在なのか。まさに「人智の及ばない世界」の何かが描き出されているようで、ホラーならではの超次元的な恐怖をしみじみと堪能できました。
人間にとっての基盤。この世で生きるための「当たり前」。そんな全てのものが「ちょっとしたことで揺らぐ儚いもの」だったと感じさせられる。
そんな絶対性を一挙に覆してくれるラスト。この衝撃を是非とも味わっていただきたいです!