≪ダンジョン宿屋≫～経費削減でギルドをクビになったおっさんSランク冒険者、秘境のダンジョンで宿屋を始める。ギルドが圧政に苦しんでるらしいけど、もう僕には関係ない。宿屋を発展させていくだけだ～

三十歳の誕生日にギルドをクビになったSランク冒険者ルーサー・ウェインス。
彼がセカンドライフに選んだのは、ダンジョンで宿屋を経営することだった。
そこで出会ったのは、美しい機械人形（アンドロイド）、封印されていた天真爛漫な少女（ドラゴン）、親の借金のため自分を売った奴隷少女（天才魔術師）――。
ひょんなことから増えていく仲間たちと、右も左もわからない宿屋経営が始まる。
「行き場のない人に居場所を作ってやる。それが宿屋っていう仕事の全てなんだ」
命の恩人に貰った言葉を、胸に抱いて。