第30話
「お前は、友達できたか?」
心配してくれているのだろうか?
正直、未だに友達はできていないけどここに来るようになってそれも気にならなくなってきた。
学校での楽しみが1つあるだけでこうも違うものか。
「まだ、ですね」
「…そうか」
またシンとして、沈黙になった。
基本的に私は蓮先輩と何を話したらいいのかわからなくて、すぐに会話が途切れてしまう。
それなのに居心地が良いのは、蓮先輩からかもしだされる空気からだろうか。
私はポケットからウォークマンを取り出した。昨日本を読み終えてしまって、今日は持ってきていない。
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