「入れるよー蓮がいるから」

「蓮先輩が？」

なぜか、ドキンと自分の心臓が反応してしまったのを感じた。

蓮先輩のことがあって、今こうしてぼっちの状態が完成しちゃってるわけだけど。

蓮先輩のせいで、って思うどころかあの日から妙に気になってしまっていた。

「うん、上で寝てると思うから。ゆっくりご飯食べれると思うよ」

「いいんですかね？…行って」

サツキ先輩が良いとはいっても、蓮先輩に直接了承を得たわけではない。

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