毒舌なツバメ型マスコット。このフレーズだけで野球ファンなら贔屓がセ・パ、あるいはメジャーや社会人野球、高校・大学など関係なく、もしかすると野球ファンでなくても思い至るでしょう。「ゆるキャラ」という概念が生まれても異彩を放ち続け、球界の暗いニュースもお得意のフリップ芸で吹き飛ばした一羽のアイドル。この作品自体が回顧録ですが、読みながら彼の姿を脳裏に浮かべて、ともに回顧にふけるのもいいかもしれませんね。
球界の良心といっても過言ではないだろう。ただ、ちょっとヤンチャでやさぐれていただけです。他を寄せ付けないフリップ芸は、衛星放送局フジテレビONEに番組を持つほどであった。無料開放デーに放送されていたら、彼の雄姿を心に焼き付けていただきたい。どこまで飛び立っていったのだろうか。