▶作品キャッチコピー・テーマなど

▶作品キャッチコピー


自分だけのはどこにある?

孤独を抱えた二人が織りなす、暖かなディナータイムを召し上がれ。


▶注目ポイント・アピールポイント


◇「メイン」ターゲット


穏やかな時間が流れる、どこか切ない日常系異世界ファンタジーの好きな大人。


◇作品のテーマ


『自分にとっての、ひかり』


主人公格の二人は、似たようで正反対な違った形の「光」を失い、求めています。


日に当たれるが、正体を隠して人に紛れて生き続ける、夜の怖い孤独な吸血鬼の青年、ガニア。

彼は、人や吸血鬼と言う種族を問わずに接することの出来る、自分にとっての安息の人・場所ひかりを求めて。


日に当たれず、他人とずれた時間軸を孤独に生活する人間の女性・アンジェラ。

彼女は、触れることの出来ない日光に憧れ、反転した同じ時間の流れを生きる存在を求めて。


夜だけ経営する酒場の若女主人と、夜が苦手な吸血鬼。

「正反対」な二人の組み合わせだからこそ出来る、光の求めたお話を主軸に描きます。


◇注目して欲しいポイント


タイトル名にもある「酒場」での料理・食事の場面です。


アンジェラが外に出れない間の出来事をガニアが体験し、彼女に伝えることで、ガニアを通して日中の世界に触れたアンジェラが、暖かな食事と言うぬくもりの時間を彼と共に共有することで、「光」を感じていく。


どこか孤独を感じていた二人が、酒場という空間を通して互いを埋め合い、暖かさに触れ合っていく様子を中心に、物語を描いていきたいです。


そして、酒場の食事だけではなく、ガニアが吸血鬼としての「食事」をアンジェラに求めるちょっと危うい場面も、もう一つの注目して欲しいポイントです。


◇もっとも描きたいシーン


様々な思いを乗り越えた二人が満天の星空の下で寄り添い、空に手を伸ばすシーンです。


月のある日の夜空に、月の周りで姿を消した星を見るたびに、仲間外れになった月に自分を重ねて孤独を募らせていたガニア。

周囲の過保護さ故に、星を見る機会がなかったアンジェラ。

数多の星の光を他人に例え、星空に自分たちの居場所がないと感じていた二人。

そんな彼らが、酒場での交流により互いにとっての光を見つけることで、夜空の星の中に自分たちも紛れ込めるかもしれない…と、星空に手を伸ばします。


この場面は、漫画だからこそ出来る手段として、ビジュアル的にも心にしんみりと染みる一枚の絵として映える場面に描き上げたいです。

また、この光景はキャッチコピーと合わせることで、物語の特徴的なシーンにもなります。


なお、同様の「星空」のある場面は冒頭にもあり、そこではガニアの孤独の象徴として描写します。

最初と最後とで大きく異なる状況の星空と彼らを描くことによって、冒頭からの状況の進展を表したいです。

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