第8話 保憲編 呆気ない終わり
保憲は倒れた昴の体を
クゥー
心配そうに旭が近づいてくる
保憲は
とても大事なのがその
頭を
保憲「あぁ 旭 無事でよかった」
旭も返り血で汚れた保憲の顔を舐めた
山城「言いたい事は山ほどあるが
こんなめちゃくちゃな計画があるか!
私が遅れてたら旭もお前も死んでたぞ」
保憲「山城が遅れるなんて
山城「
幸子(何時も見ている保憲とは全然違う)
幸子はよろよろと通路の真ん中にでてきた。
保憲は幸子を見た
保憲「1人で逃げてもらっても良かったけど
今となってはこれが正解かも
足音がする
岸郎「昴 旭が逃げた 生きてさえいればいい
部屋の入り口に立ち 中を見る
その
岸郎はゆっくりと
岸郎はソレ以外目に入らないのか
通路の真ん中に立っている幸子を
手で
幸子は倒れたが
保憲の横も通りすぎてミイラに
血溜まりの中 先程の山城の炎で半分焼けたソレを
岸郎「織姫様になんて事するんだ
保憲 貴様 この罰当たりが!!!
ここまで
大事な物とそうで無い物の違いも分からんのか」
岸郎は銃を取り出した
保憲は幸子を後ろ手に庇う
六発全弾発射されたが保憲はお
岸郎「お前 術は使えないはずじゃなかったのか
保憲「そんな事一言も言ってないよ」
岸郎が近くにあった昴の折れた刀を拾い上げ
保憲に斬りかかる。
悪人の最後の悪あがきらしい
「ゴミ
とおもってる」
保憲も、はらわたが煮えかえる思いで
「化け物に育ててくれ何て言ってないぞ!
人を
さっさと死にさらせ」
保憲は幸子に見えないように岸郎の首を落とした
幸子は髪に
保憲「誰がゴミ蟲以下だ
そんな事 分かってるんだよ
クソっ こんなあっさり殺してやる
予定じゃ無かったのに
おまえはこんな楽な死に方して許される奴じゃない」
保憲は刀の血を払いのけると刀を
なるべく後が見えない様に幸子の前にしゃがみ込み
幸子に手を差し伸べたが
保憲は自分の血だらけの手を見る
返り血でドロドロの服 殺人現場特有の
血と生き物の匂い
保憲は幸子の姿を見て気付いた事はあるが
その事には触れなかった。
出した手を引き下げ 立ち上がりマントで血を拭った
保憲「立てる? 直ぐに此処からでないと」
幸子は保憲を見上げるだけで答えなかった
保憲(腰を抜かしいるのか)
保憲はすこぶる嫌そうな顔をしたが
ため息一つ 幸子の額にお札を
バチンッ
幸子「痛」
保憲「
ソレでも今の僕の
保憲「僕
幸子は保憲を見た
幸子(心臓が痛い 身体が熱い)
恥ずかしいそうにするだけで動こうとしない
保憲は暴れたら殺すという顔して
保憲「山城
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます