第6話

 最近ハマっているゲームの話だとか、動画とか、部活の愚痴や、恋人の自慢。休み時間、ざわざわと耳に入ってくる話題は迅にとって、なぜか別な世界での話に聞こえていた。

 そんなことだからか、中学の頃にはすでにクラスから浮いていた。

 流行りに乗ることを許されるような家ではなかったし、かといって部活で秀でるわけでもない。試合には出させてもらえなかった。

 父親からすれば、こんな出来損ないの息子、恥ずかしくてたまらなかったのかもしれない。

 だが、それならどうすればよかったのだろうか。やるだけのことはやった。そもそも、異常だろう。血がにじむまで素振りをする、そのあたりまでならまだ、分からなくはない。だが、できなかったからといって木刀で殴られるなんて、死んでもおかしくなかった……。

 一体、いつから父の期待を裏切っていたのだろう。

 小学生の頃、勝ち上がっても振り向きもされなかった。あの頃は、まだ強かったような気がする。だが、確かに、小学生の剣道で勝ったところで、見向きもされないのは仕方がないのかもしれない。もともと、体格には恵まれていたことを考えると、技術ではなく、体の大きさで勝てていたのを見破られていたのだろう。

 どれだけ厳しくしても上達しない息子を見て父はどう思っていたのだろうか。

 別に、死んで清々している。大嫌いだった。

 だが同時に、悔しい。あれだけのことをされたのだから、一回くらい、父に勝ってみたかった。

 そんなの、夢のまた夢だが。


「僕の見立てでよければだけど」


 放課後、部活を休んで向かった円神明神社の職員宿舎で随喜が占ってくれた。

 生年月日や、産まれた病院、家の間取りなどを聞かれ「こっちが迅くんの方」と差し出された占いの結果はA4用紙、三枚分もある。


「一番最初に、全体運が悪いみたいなこと書いてあるのは……」

「あ、うん。いわゆる、ちょっとついてない人だね。トラブルに巻き込まれがちな星のもとに生まれてるから」

「最悪なんだけど」

「一番の開運は朝、ラジオ体操みたいに、曲に乗せてちょっと体を動かすこと」

「素振りならしてたけど……」

「ボサノバとかおすすめ。音量は大きめ。それなら素振りもまあ可」


 随喜の話を聞きながらぱらぱらと自分の占いの情報を見るが、何ともいえない。当たっているようなところもあるが、意味が分からない記述も多い。


「……まあ、後で家でゆっくり読むよ」

「そうしてみて。で、こっちが本題なんだけど」


 そういって分厚いボロボロの本をテーブルの下から引っ張り出し、どすっと上に置いた。続けて、同じ厚さのボロボロのファイルも出てくる。


「何だ、これ」

「僕の日記みたいな、記録書っていうか……占いってさ、基本的に統計学でもあるんだけど、だから、善蓮様のことはちょっと逆算して占ってみたらどうかなと思って」


 随喜がぺらぺら本の方のページをめくる。


「逆算?」

「そう。出会ってから起きたことを基準にしてさかのぼってみる感じかな。とはいえ、年齢すらはっきりしないし、ちょっと規格外だから……統計外のことだと、本当に分からないことがかなり多くて……何か、最初に見たときに親は小鳥とか出たからね。さすがにそれは違うよねって」

「せめて人間であれとは思う」

「そう。一応、その時よりはよくなったけど、ただ、善蓮様って、こう、なんていうか、掴みどころがない人で……偃月様が手を貸してくれるとすごく助かるんだけど、難しそうだし」


 偃月は放課後になるやいなや、スマホに電話をかけてきて「偃月は行くところがある。今度こそ、夕飯はムニエルだぞ」と一方的に通話を切られた。

 美織の体で勝手なことをするなと思ったが、いって止められるような相手でもない。

 ただ、無理だけはしないだろうと何となく信用していた。


「偃月は、善蓮の何なんだ? 変に固執してるっていうか」

「ああ、さあ?」

「え」


 随喜が肩をすくめる。


「知らないのか?」

「あ、うん。でも、三蔵法師と孫悟空みたいじゃない? 偃月様ってかなりの大妖なのにあんなに人間の善蓮様を慕ってるなんて」


 かなりの、大妖。

 確かに偃月にはもうすでに二度も助けられている。

 しかも、二度目の戦いは、戦いと呼べないほど呆気なかった。

 あの不遜な態度も強さからくるのだとすれば、納得できるが、どうにも、偃月のことを考えると、昨夜の胸やけするほどのコンビニスイーツと今晩のムニエルが頭の中をぐるぐると回る。

 迅に対してあの態度。

 一応は生まれ変わりのようなもののはずなのに。


「じゃあ、俺と善蓮って似てるのか? 見た目とか」

「安心して。見た目は絶対迅くんの方がかっこいい」

「似てないんだな」


 偃月が受け入れられないのは見た目の問題も大きいのではないだろうか。


「あいつ、どうしたら協力すると思う? このままだと美織が……」

「でも、偃月様なりに今協力してくれてるんだと思うけど」

「どのへんが?」

「僕からはいいにくいかな……。でも、あの方なりに、どうにかしようとしてくれてるんだと思うけど……僕らとは違う方法だとしても、ね」

「それなら、そうだって、何をしてるのかくらい教えてくれてもいいだろ」


 随喜は「そうなんだけど」と肩をすくめる。

 どっちの味方にもならない態度に少し苛立つ。

 だが、随喜に腹を立てたところで意味がない。

 たとえ随喜が偃月に進言しても、結局、昨日の宇田の時と同じように口論に終わる。

 偃月は、自分がしたいようにしかしない。

 協力させるには、結局、迅が偃月の方法に沿うしかないように思える。

 随喜は逆算したという占い結果を書いた用紙をくれたが、一枚だけだった。


「一応、確実と思えるところだけだから」

「……勝てども、後に恨みあり……」


 いくつか項目があり、それが気になった。


「また襲われるってことか、これ」

「可能性としては、かなり高いと思う。僕は、だけど。景真が占えばまた違うかも」

「いや、宇田は」


 普段ならまだしも、本性が昨日の状態だとしたら、頼ってもいいのか少し悩む。

 確かにアドバイスはもらえたが、荒っぽい。随喜が苦手に思うのも分かる。


「今日のところは帰るわ。助かったよ」


 鞄にもらった占い結果をしまう。

 荷物を持って立ち上がると、随喜が座ったまま「がんばってね」と手を振る。

 神社を出た。

 バス停へ向かって歩く。

 善蓮という男は聞けば聞くほど、奇妙な男だった。

 どこが生まれなのかも分からなければはっきりした年齢も分からないなんて。そのうえ、信じられないほど長寿だった。そんな体で人間だったというのだから、少し無茶がある。

 随喜や、宇田も、似たようなものだが。


「……俺が、何だっていうんだよ……」


 何もできない。

 そもそも、やる気がない。

 美織を助けたいのは本当だ。

 だが、どうしても、それができるような気がしていない。

 目の前に突然大きな岩を置かれて、さあこれを素手で動かしてくださいといわれているような感じだった。途方に暮れるしかないし、知恵を絞ったところでどうしようもなければ、やる気より、イライラの方が募っていくだろう。

 ただ、突拍子もないこと続きで怒る気力がそがれている。

 偃月を怒鳴りつけたところで、鼻で笑われて終わりだ。

 第一、美織の顔でしゅんとされても後味が悪い……。

 鳥居をくぐり、国道まで出ると見覚えのあるジャージを着た人が立っていた。

 自分の大刀だけ背負った偃月がいた。


「やっと出てきたか」


 やれやれといった様子で首を回す。


「ほら、帰るぞ」

「来てたなら中まで来いよ」


 そういってみたが、偃月は無視して先に歩き出した。

 どうせそんな反応だろうとは思っていた。

 偃月の後ろを少し空けてついていくように帰路についた。


「……どこに行ってきたんだ?」

「美織が行きたがっていた場所だ」

「……そう」


 場所はどこなのかまでは教えてくれなさそうだったのでそれ以上は聞かなかった。

 バス停へ行くまで会話はたったそれだけ……屋根付きのバス停が見えてきた。そろそろバスが来る時間だろう。ちらりとスマホで時間を確認した。


「何だこれ」


 スマホの画面が点滅を繰り返している。

 壊れたのかと思いながら顔を上げた。


「あ」


 目の前で何かが夕日を受けてぎらついた。

 のけぞった。

 鼻先を何かが掠める。

 刃が煌めく。


「おい!」


 偃月の声がした。

 のけ反った状態から地面に手をついて体勢を整え、どこからか切りかかってきた不審者から距離を取るために偃月の方へ跳ね退いた。がしゃがしゃと荷物が重く思うように動けない。

 一撃をかわされた不審者は、黒い上下に、黒い野球帽、として刀を持っていた。刃のついた、本物の刀に見える。角度で光が刃の上でぬらりと動く。男かと思ったがよく見ると痩せた背の高い女だった。

 その女の後ろにぼうっと黒い煙が立つ。揺らめきはするが明らかに実体を持っていて女の周りから離れようとしない。

 どう見ても普通ではない。


「おい、かなり不味いぞ」


 偃月がごく小さい声でいった。


「何でだよ」


 あの黒いもやを昨日や一昨日のように切ってくれればすむ話ではないのか。

 偃月はじっと帽子の女を見たまま重々しくいう。


「偃月は今、霊剣じゃない。邪鬼を切ればあの娘ごと切ることになる」

「……じゃあ、俺が」


 宇田がいった通り、偃月を何といったか、あの世だかどこかにやってそれを呼び出すというか、そんな話だった気がするが、昨日嫌がられたことをやるのだろうか。一昨日、偃月を握った時はそういうことだったはずだ。つまり、できないわけではない。

 荷物を下ろしながら、迅が刀を中段に構える女の方へ身を乗り出すと偃月に「馬鹿」と短く罵られる。


「誰が抜かせるか。逃げるぞ」


 逃げる?

 呆気に取られていると脇腹を美織の細い指で抓られた。


「ついて来い、走れ」


 偃月に背中を叩かれる。

 相変わらず扱いが酷い。

 偃月が走り出し、同じ方向に向かって走る。同じ方向、反対側の歩道に逃げた後、今来た道を神社の方に向かう。荷物が重いが走れなくはない。

 黒いもやを背負った女も刀を片手に持ち替えて追いかけて来る。

 不意を突いて走り出したことで一瞬は距離が開いたように見えたが、身軽な女と比べたら大刀を抱えた美織の体と、竹刀から防具まで全部背負ったままの迅ではさすがに距離を詰められてくる。

 振り向くと、跳ねるように走る女が偃月の背中に切りかかる。

 咄嗟に肩にかけていた防具用の鞄を投げつけた。

 鞄が女の肩に当たった。横転する。だが、受け身を取ったのかぱっと起き上がった。

 迅は走りながら背負っていた竹刀袋を前に持ち替えた。袋から出さずに両手で握り、脇に構える。


「馬鹿っ、いいから走れ……!」


 偃月の息が上がっている。


「そんなの抱えていつまでも走れないだろ」

「竹刀で、勝てるかっ」


 確かに勝てはしないだろうが、黙って背中を切りつけられるわけにはいかない。


「いいから偃月は走れって。美織の体なんだからな」

「ふざけるなガキがっ……! 随喜んとこの、鳥居だ、あそこまで」


 偃月が息を切らし足をもつれさせる。

 女が追い付いて切り付けてくる。

 迅は偃月と女の間に滑り込み、寸前のところで刀の一撃を竹刀で払った。

 偃月が何とか立て直し、迅が二撃目を受け流して防いだことで神社に向かって少し距離を稼ぐ。

 女はアスファルトを蹴って大きく前に踏み込み更に上から下からと切り付けて来た。迅は刃の横を叩くように竹刀を振り回すが、後ろ向きに走っているせいもあり、徐々に間合いを詰められる。

 余計なことを話す余裕もなく必死に凌いでいると、女が顔を上げ、迅を見た。


「はあ」


 女が黒い息を吐いた。

 その瞬間、バサッと竹刀が真ん中から切られた。

 速い――。

 衝撃で切り離された部分が吹き飛ぶ。

 そのまま返す刀で切りかかってきた。

 切られて短い竹刀で刃を受ける。

 刃が竹刀を食った瞬間に一か八かで片手で女の腕を掴んだ。

 そのまま女の懐に潜るように身を屈めた。内ももに腕を回して女を肩に担ぐように投げ飛ばす。

 投げ飛ばした瞬間に女の手を離れた刀が遠くに飛ぶ。アスファルトに叩きつけられた女が短く潰れた声を出し、動かなくなる。


「……やば」


 偃月が離れたところでぼそりというのが聞こえ、迅は女の体を押さえ付けていたが「やばって何だよ」と振り向いた。

 思い出したように汗が顔に噴き出してくる。

 それを拭うのに手を離した瞬間、女が目を覚ました。

 その目が真っ黒だった。まるで眼球そのものがないかのような……。


「聞いてた話と違う!」


 女がぐわっと大口を開く。


「こんなはずじゃなかったのに!」


 迅の下でばたばたと駄々をこねるように四肢を動かして暴れ、偃月が近づくと、女は顔にシワを寄せ「裏切り者!」と甲高い声で叫ぶ。

 面識があるのかと偃月を見上げたが「こんなの知るか」と汗だくの顔で腰に手を当てて息を整えている。


「そもそも、この結界を何とかするのが先だ」

「結界?」

「……嘘、このガキ結界にも気づいてないわけ」


 女がうんざりしたようにつぶやく。


 偃月が吐きそうな顔で「だろうとは思ったけどな」と腕を組む。

 どうして自分たちを殺しに来ていた女と意気投合しているのかといいたかったが、止めた。

 何が結界なんだと周りを見渡す。

 特に変わった様子はない。

 だが、きょろきょろと見渡して、そこでやっと違和感に気づいた。

 誰もいない。車も通らない……。


「随喜の結界の方が強いからな。鳥居をくぐればこいつの結界を出られるはずだ。そうすれば随喜に助けも乞えるしな」

「だから神社に行くっていってたのか」

「何なの、本当に? 君、通行人も車も気にしないであんなばかすか荷物投げて、大立ち回りしてたわけ?」


 女が完全にあきらめたようにぐったり体の力を抜いている。

 いつの間にか帽子が脱げて、目は黒いままだが、呆れ顔をしているのは妙齢の女だった。体つきは剣術を嗜む人のそれだ。


「ちょっと話が違いすぎる」

「……お前」


 偃月が女のいったことに反応した途端、急に女が消えた。

 押さえつけていた迅の腕の中から煙のように。


「え」


 女が消えた瞬間から急に、忘れていた周りの音が戻ってくる。風の音だとか、遠くを走る車の音なんかが聞こえてやっと、今まで自分たちがいた場所が結界の中だったことを実感した。

 偃月は「やばいかもな」と頭を抱えた。


「やばいって、何が」

「とりあえず荷物回収するぞ。あの女、刀まで置いていきやがった」

「……げ」


 立ち上がり、疲労で震える足に力を込めて何とか道脇の刀を拾った。

 竹刀の柄まで刃が食い込んでいて、あと一歩タイミングが違えば手首を持っていかれていたかもしれない。

 そう考えたが、頭の中がしびれたように、全く想像できなかった。


「ぼけっとするな」


 偃月がバス停の方を指さす。

 そうだ。荷物を投げてこっちに走ってきたのだから、拾いながら帰らなければならない。


「拾ったら随喜のところに行くぞ。とりあえず、今晩はあいつのところで寝る」


 信じられないようなことを急に偃月がいい出したせいで、なかなか言葉の意味を理解できなかった。









 朝。

 日の出と共に職員宿舎を出る。

 随喜が寝る前に用意してくれた古いラジカセでカセットテープに録音された聞き馴染みのある男性の軽快な声が神社の敷地内に響く。


『ラジオ体操第一~……』

「……はあ」


 昨夜、一睡もできなかった。随喜や清吉は別なようだが。

 職員宿舎は狭く、随喜と清吉の部屋しかない。もちろん、客用の布団などなく、座布団を敷いて居間で寝ることになったのだが……いや、その前に、刀女に襲われた騒動の情報共有をして、随喜に一度説明したことを、その後、宇田にも同じように説明し、罵られ、とにかく疲れて食事も喉を通らなかったというのに、寝るという時になって、妙に神経が高ぶって睡魔のすの字もないまま、今に至る。

 胃が気持ち悪い。

 はつらつした男性の声がむなしい。

 体に馴染みのある体操のため、意識しなくても体が動くが、爽快感は欠片もなかった。

 昨日はバタバタして頭の中を全く整理できていない。

 話を聞いた清吉は大騒ぎするし、随喜は何を考えているか顔に出ないし、宇田は教師というよりは反社会的勢力の組員よろしく横暴で、偃月はその上前をはねる勢いがあり、本当に訳が分からない。正直、誰も頼りにならない。

 挙句、偃月は黙っていれば美織だ。

 殺されかけたアドレナリンがどうのこうのと思っていたが、眠れないのはむしろ、同じ空間ですやすや寝ている美織の存在のせいな気もして……。

 ラジオ体操のピアノの音を無視して、迅はしばらく外で深呼吸を繰り返してから職員宿舎に戻った。

 居間に戻り、布団代わりの座布団の上に横になる。


 偃月は妙に静かに寝ていて落ち着かない。本当にそばに美織がいる気がする。いや、美織はいるのだが。

 迅が美織の状態でも、目覚めたくないと思う気がする。

 こんなわけのわからないことに巻き込まれていると知ったら……。

 ムニエルが好きといっても、そんな食べ物で釣られるような簡単な状況ではない。


 昨日の刀女のせいで事態はどう考えてもややこしくなっている。

 彼女が喚き散らしていった台詞を寄せ集めると、誰かから迅と偃月のことを聞いて襲いに来たという事実にたどり着く。思っていたよりも迅がなりふり構わず戦ったので驚いて帰っていったようだったが、それも意味が分からない。彼女は悪鬼を憑依させて戦っていると偃月に教えてもらったが、そういう術が使える人が随喜や宇田の他にもいたことが驚きだ。

 もしかしたら、美織の体を治せる人もいるのではないだろうか。そう思うが、あの刀女が協力してくれるとは考えられない。

 取り逃がしたのは惜しかった。あれも憑依によって使える技ならば、迅も何か、偃月の力を借りて太刀打ちできないものだろうか。


 美織を助けてくれるなら、もはや相手は誰でもいい。このごたごたから抜け出したい。どうしてこんなことになったのか。

 随喜がくれた占い結果にあるように、本当に運が悪いだけなら、それに巻き込まれた美織がかわいそうだった。

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偃月――百万年の恋の歌―― janE @lovedoe

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