第9話
「やめっ、んっ」
「いいのかよお前は」
「何がっ、!!」
離れたと思ったらもの凄く怖い顔で睨んで来たから私も負けじと睨み返す。内心怖くてたまらないけど…!本気で睨んでくるなよ!
ベッドに押し付けられている腕が震えてきそうで困る。コイツに弱みなんて見せたくない。
「俺が他の女のものになってもお前はいいのかよ」
「……は…?」
「俺がいなくなってもお前は平気なのかよ!」
「っ、なに、言って…んの……」
本当に、何言っちゃってるのコイツ。
私達は身体の関係だけで、コイツは私になんて興味もないくせにどうして、そんなにキツそうな顔で私を見つめるの…。
うわ、どうしよう。視界が歪んで来た。
私の彼氏でもないのになんでそんなこと聞くの。凄く凄くムカつく。なんで、なんで、なんで?馬鹿じゃないの!絶対馬鹿だ。馬鹿以外にコイツに似合う言葉なんてない。
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