ジムノペディに愛別離苦を

砂々波

序:ゆっくりと苦しみをもって


鍵を掛けよう

閉じてしまおう

簡単には開かないから

これは君と私の第一番



友達だと思っていた人達から嘲笑を向けられた時。

独り歩きする怒号がそっと肺に落ちた時。

駅のホーム、迫り来る電車の前でやがて空白になる5秒間を過ごした時。


彼女は決まってわたしの前に現れた。

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ジムノペディに愛別離苦を 砂々波 @koko_22

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