【1万PV達成!!】死にたい俺はとあるお嬢様の肉壁(ボディーガード)になる
もぶだんご
第1話 お嬢様との出会い
「どっかで人助けれる場所ないかなぁ」
俺、坂井陸斗は人のためになるような事、人助けをして死ぬことを目標に今日も適当にぶらついていた。
「おー、なんか大きい学校だなぁ。今まで見た中で1番か?」
目の前にあった学校はとても大きく、普通の学校の3倍位はあったので、どこかのお金持ちの学校なんだろうと予想が出来る。
今は昼下がりなので、特に人影は見当たらず多分授業でも受けているんだろう。
するとそこに黒くてお高そうな車が止まった。
(こんな時間に登校するのかぁ....楽だな)
先に使用人というかメイドの人が出てきて、後ろのドアを開けた。
(おー、お嬢様ってこんな感じか〜)
そこから出てきたのは絵本の中から出てきたかと思うくらい綺麗な顔立ちで、煌めく銀色の髪をなびかせたお嬢様だった。
「今日もありがとう。行ってまいります」
そうして出ていったお嬢様に走って行く明らかな不審者がいた。
(チャンス!)
「お嬢様!!」
メイドの人もそれに気づいたようだけど、俺の方が早くそこに辿り着いて、お嬢様と不審者の間に入った。
「邪魔だ、ガキ!」
「え?!そこの人!危ない!」
包丁を持っている不審者はそのままの勢いで、俺のお腹に包丁を突き刺した。
(いや、いったぁぁい。あっつい)
包丁で刺されると痛いと言うより熱いんだなぁと思いながら、俺は倒れてしまった。
「チッ、邪魔しやがって」
遠ざかる足音が聞こえたので、不審者は多分逃げていったんだろう。
「まずい!直ぐに救急車を!」
メイドさんの声が薄れゆく意識の中聞こえた。
(え?やめてね。このままでいいんだから)
そして俺は完全に意識が、闇の中に落ちていった。
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