第22話 リベンジ
まえがき
諸事情により報酬のもらえる攻略時間をいじりました。すいません。
◆◇◆◇
ステータスを確認し終えた俺は、第11フロアへと足を踏み込んだ。
「メンツは先週と変わんねえな。でも、今はタイムアタックしてるんだ。手加減とかなしで消し炭にしてやる。」
残っている魔力を全て魔力剣に注ぎ込んだ俺は、ハンマーのような形に変形させ、一箇所にたむろしているゴブリンたちを叩き潰した。
突然の出来事で断末魔すらもあげられなかったゴブリン×15は、可哀想に霧となって消えてしまった。
:今の、コラボの時に使えなかったのか?
:タイマーストップはどこ?
「これ自体は、コラボの時でも使えたけど、コラボだったから、使うのを躊躇ったんだよ。ほら、共闘感を出したいしな。カウンターストップだが、12フロアに入った時だから、まだ止まってないぞ。」
そう言いながら俺は12フロアに入り、タイマーを止めた。
記録は1時間15分27秒58
うん、それなりかな。
フロアごとの移動にかなりの時間をかけてしまったから、このくらいか。2度目の挑戦でこの時間なら、後でもらえる報酬でかなりの時間をカットできそうだな。楽しみだ。
:もらえる報酬はシューズとグローブか。
:1時間と少しか。順調だな。
何もアナウンスが鳴らなかったためオブジェの本の背表紙を押し込んで、ディスプレイを出した。
スクロールすると、報酬のところの枠が光っていたのでタッチしたら、ディスプレイからシューズとグローブが出てきた。
「うおっ。こんな出てき方をするんだな。デザインは、うーん。俺にセンスがあるかわからないけど、シューズは日常的に使ってもおかしくないんじゃね?」
:普通にデザインいいなそれ
:厨二チックじゃない。やり直し
「流石にグローブは言い訳しにくそうだけど、かなり有用じゃないか?通学する時もこれ履いてればかなり楽になりそう。」
:そういや学生だっけ
:いいな学生に戻りたい
「しばらくはこうやってRTAを配信しようと思うが問題ないな?更新できるぐらいまではこれを続けて、更新できたら一度ゆっくり攻略しようと思ってるからよろしく。」
:おk
:定期的にしかも半永久的にRTAを見られるとか最高だろ(RTA厨並感)
:おつー
配信開始から約1時間半。少し早いかもしれないが俺は配信を終わることにした。
◆◇◆◇◆◇
あとがき
今話で第1章は終わりです。閑話を2、3話ほど挟んだ後2章は入るのでよろしくお願いします
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます