第18話 グループチャット1


Y・Y<あなたたちも見ているだろうから省略するけどがあのことに気づいてしまったわ


コレアン<だな。俺としては全部話してしまってもいいと思ってるぞ


稲荷<配信のことはどうする?中途半端に情報が出てしまって掲示板でも話題になっているが


Y・Y<あそこにそこまでの話題力は無いし、身内で騒ぐだけで落ち着くと思うわ


稲荷<それもそうか。で、本題のどこまで話すかだがコレアンは全部話していいと言うのだな?


コレアン<ああ。お前らはどういう考えなんだ?


Y・Y<私は貴方たちに任せるわ。でも、できるだけ早くしないと


ユーリ<私の考えは、一番大切なところを教えるだけね。


コレアン<その心は?


ユーリ<あそこまで行き着いたのなら、彼にはできるだけ早くこちらの手伝いをしてほしいわ。情報を与えすぎて混乱させてしまうのは時間が勿体無いだろうし、彼の性格的にそれは悪手だわ。


稲荷<ユーリさんがそこまでいうのなら、私たちは従うしか無いだろう。


Y・Y<そうね、私もあなたに従うわ


コレアン<ところで、話が変わるんだが、あのティーダって従魔、強すぎないか?


稲荷<確かに。私のクーちゃんは、それなりの強さはあれど、そこそこ止まりだからな。


ユーリ<そうね。そう考えると、ティーダは異常だわ。しかも、配信越しだし分かりにくいけど、少しづつ強くなっているわよ。


コレアン<マジで?それができるのなら俺の従魔も強くしてほしいんだが。


稲荷<そういえば、彼はよく魔石を食べているが、本来従魔に食事はいらないはず。そしてそれが魔石というのも気になるな。


ユーリ<魔石を食べたら強くなれるとでもいうの?


コレアン<でも、そうだとしか考えられなく無いか?


稲荷<では、魔石を食べて強くなっているのだとして、私たちも同じように強くなれると思うか?


ユーリ<可能性はあるでしょうね。だが、もし違った場合、体にどんなことが起こるのかわからないわよ?


コレアン<うんこになって出てくるだけだろ。


ユーリ<ちょっと、下品よ。まあでも、なんでもネガティブに考えてチャレンジしてみないと検証できるものもできないわよね。


稲荷<とりあえず、これまで貯めていた魔石をうちのクーちゃんに与えてみる。その後何か変化があったら伝えるから待っててくれ。


コレアン<俺も従魔に魔石を与えてみようかな。


ユーリ<くれぐれも間違って魔石を食べないようにね。食べて強くなれるかもまだはっきりしてないんだから。



◆◇◆◇◆◇

あとがき

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