異能力というのは一見便利そうに見えて、本人にとってはお荷物だと感じている場合も少なくないです。人は異端のモノを排除したがります、気持ち悪がられたり都合のいい時だけ利用しようとしたり・・・それにより心を痛めることは珍しくないです。ですが、それでもその異能力を他人の為に使おうとする人がいたら・・・一人では無理でも同じ境遇の仲間がいれば・・・そんな人達にしか出来ないこと、救えないモノがあると思います。この作品はその辺りを丁寧に描いております。