新装版：捧げた鎮魂曲が訪れるのを待つ

登場人物 一覧

岡野　芹香

本名：岡野瑠奈

　29歳。

反社会的勢力を持つ新島財閥の次女。

その家柄を嫌う中、義兄（姉の夫）が起こした

遊園地内の無差別殺傷事件により、

加害者家族のひとりとなる。

　普段はリモートワーカーとして

避難民専門の語学講師として働いている。

　無差別通り魔事件に居合わせた菜帆が

義理の兄が犯した罪の生き残りと知り、

母の姓である岡野姓を名乗った上で身分を隠し

菜帆を誘拐によって引き取るが、

自身は、行方不明の誘拐犯となってしまう。

・岡野　琴音

12歳（中学1年生）。

元の名前は、橋本 菜帆。

オトギノユウエン無差別通り魔殺傷事件の生き証人。

家族を失った被害者家族。

事件後、芹香に誘拐されたまま、彼女を母として慕う。

事件当時の記憶はかなり曖昧であるが、

淡い記憶があり、実はPTSDを抱えている。

・橋本 唯織

瑠奈とは幼馴染み。

事件後、行方不明になった彼女の身を案じる。

海外で経営コンサルタント、と働いていたが

基盤を築いたのを気に、帰国する。

瑠奈と瓜二つの、

芹香に不審に思い始める。

・新島　知也

35歳。

瑠奈（芹香）の姉の夫で、瑠奈の義理の兄。

義父のプレッシャーに耐えきれず、自暴自棄となる。

無差別通り魔殺傷事件の真犯人で服役中している。

　無差別通り魔事件の日を気に

行方不明となった瑠奈を疑問に思っている。