後宮の内しか世界を知らない少女は「夢」を見るため槍を持ち羽ばたく

皇帝の末娘である璃月は、母方の一族が使う予知夢の能力が開花しておらず、槍に精を出す日々を過ごしていた。

そんなある日、兄と母の夢にあらわれた「黒い蝶」の真相を掴むため、後宮内の謎や陰謀を調べ始めるのだが──?




この物語の魅力は、ズバリ「静」と「動」!!!!

後宮という狭い空間の中に息を潜めて渦巻く人々の思惑や陰謀は、時に静かな棘として心に刺さり、じわじわと足首を掴まれるような緊張感。

さらに物語の肝である「夢見」は、静寂の中にある白昼夢のような幻想的な印象で、心を強く惹きつけられます。

それとは逆に、璃月を始めとする躍動感あふれるキャラクターは、個性豊かでそれぞれの人物像も作り込まれ、各人にしっかりと命を感じます。



「静」と「動」の緩急が本当に心地良い本作──結局、私が何を言いたいかというと、そう!!
 読んでいてアニメ化した時の妄想OP映像が勝手に頭の中に流れ始めるくらい、この物語はすんごく面白いという事を、心から伝えたい!!!!

 どうにかしてカッコよく気持ちを書きたかったけれど、もうそれも無理なくらい、溌剌とした璃月は可愛いし、彼女への恋心に無自覚な暁霄の機微には悶えちゃうし、二人を見守るお兄ちゃん景琛様はかっこいいんです……!!

 そしてさらに、私の推し、徒嵐が抱える苦悩と激情は、本当に毎話声にならない叫びをあげてスマホを放り投げちゃうくらい凄まじい!!!!

 本当に……本当に読んでほしい……!!

 中華の色鮮やかな命の輝きを感じる、素敵な物語です!!

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