第8話
たった二つだけど小学生と中学生の差は天と地ほど違う。
どんなに頑張って着飾っても、学生服には敵わない。
そう思わせるものが制服にはあって。
「そんな怖い顔をするなよ。律に嫌われるぞ
男には男の事情があるんだからよ。
お前は素知らぬ顔でデンと構えてればいいんだよ。」
男の事情って下半身の事情じゃない。
まぁ、たしかに小学生の私じゃ無理だけど。
「律は特定の女は作っていないぞ。全部性欲処理の遊びの女だ。」
薫なりに慰めているのか。
妙にあからさまな物言いに眉を潜める私。
「あれでもお前にちゃんと義理だてしてるんだからよ。
親父なんかそこらじゅうに愛人がいるんだからな。
兄貴だって女遊びが激しいし。」
なんで話がそこまで行くんだか。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます