⑤通称「女神」の日記(観測者:腕、耳)
**(意味:女神)さまぁ、女神さまぁ、って、それで信仰した気になってる。ワタシも、ワタクシも、救ってえ、って、それで信仰した気になってる。
**(意味:バカ)じゃないのって思う。本当の意味で信仰するということを微塵も理解していないこの世界の知的生命たちに対して、軽蔑の念が湧く。
そもそもこんな安っぽい信仰文化を流行させた**(意味:頭でっかち)星の奴らが悪い。あいつらが間違った信仰を吹聴したせいで、この銀河は間違った信仰心によって汚染されてしまった。いや、この銀河だけでなく、もう銀河団全体に少しずつ広がり始めている。この小宇宙の情報伝達速度は他の小宇宙と比べても圧倒的に速いので、信仰心の汚染が小宇宙全体に広がるのも時間の問題だろう。
不本意だけど、アタシは****(意味:愛ドル)なので、少しずつでも真の信仰心をこの小宇宙の知的生命体たちに植え付けていかないといけない。アタシの舞や歌や光で、知的生命たちたちの信仰心を目覚めさせなければいけない。
間違った信仰心は、思想器官に*(意味:虚)を作ってしまう。虚は思想器官が発達しきっていない知的生命ほどできやすい(特に頭でっかち)。虚は狂気の源であり、狂気は***(意味:白老)がもっとも忌み嫌う概念だ。これ以上狂気を増やさないようにしないと。
********(意味不明の発語。祈りの言葉と思われる。記:耳)
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます