応援コメント

6 ホメロス『イリアス』」への応援コメント

  • これまた濃厚なお話でした。
    人間くさい神様(他の動物などでも)を垣間見た時の奇妙さは、人間にとってホッとするエンタメなのかも、なんて思いました。

    二つ名に繋がりそうな枕詞も、吟遊詩人の口承だからこそ説明と盛り上げをリズムよく、という話にはナルホドと頷かされました。
    喩えを使い、観客を飽きさせない工夫なども。

    ただストーリーを追うだけでなく、描写を掘り起こしながら読むと、深みが増して面白さが何倍にもなりますね。

    作者からの返信

    ありがとうございます!
    神様の人間くささに触れてホッとする、そんなところがありますね。異質であるはずのものにも実は共通点があると思うと、親近感が生まれるのでしょうか。
    その点ギリシアの神さまは本当に人間くさくて、欧州全域がキリスト教に改宗したあとも生き残った理由かもしれませんね。
    描写を掘り起こすのも、読む愉しみ方ですよね。面白さが何倍にもなる、そんなきっかけの一つにこの小文がなっていれば光栄です。

  • 『イリアス』、恥ずかしながらちゃんと読んでいないのですっ あちこち引用されているので、お話としては知っているつもりになっちゃってますが、いけませんね!反省ですっ

    神様の起源!これ、面白いですよね!日本神話でもアマテラス、ツクヨミ、スサノオは『兄弟』ってことになってますが、ツクヨミなんかが荒ぶる神、即ちスサノオ的な要素を色濃く持っていたらしい痕跡なんかあったりして。ギリシャ神話の『家族構成』なんかも、実に興味深いです。その裏にどのような衝突や併呑、融解があったのかと思うと、ワクワクしますね!
    そして、枕詞!勉強になりますっ!リズムとしての伝承、なるほどですね!

    叙事詩は本当に懐が深く、一度その門を潜ったら、戻ってこれないような甘美な恐ろしさすらありますが、それにしましても久里琳様の知の巨人ぶりに畏怖驚愕するばかりですっ
    ご教授っ!ありがとうございましたっ!

    作者からの返信

    ありがとうございます!
    そこらじゅうで引用されている有名な作品でも、全部読んだという人はそんなに多くなかったりしますよね。それでもたぶん十分なんでしょうけど、原本に当たると意外なことが書いてあったり、新たな発見があるかもしれません。
    神話としてきれいに整理される前のお話も、探ってみるとおもしろいですね。日本神話も幾つかの系統を撚り合わせてるっぽいですし、ギリシア神話もそんなところがあるようです。仰る通り、ツクヨミは複数の顔を持っていて、興味深いですね。
    叙事詩の懐の深さ、どっぷり浸かるのも楽しいですが、戻ってこれなくなるのは困りますね、、いえ、至福なのかも。私の知などまだまだですが、すこしでもご参考になるところがありましたら幸いです。

  • アキレス腱の由来となったアキレウスとトロイの木馬しか知らないハナスです。
    こんにちは。
    私、きっと読み始めたらギリシャ神話ってハマると思うんです。
    エンターテイメントの基本を押さえた作品って後代に残りますね。
    久里様のご紹介、分かりやすくて読みたくなります。
    ありがとうございます♪

    作者からの返信

    応援ありがとうございます!
    星都さんはギリシャ神話と相性がいいと想像します。登場人物たちは魅力たっぷりでエピソードも豊富ですので、推しが見つかるかもしれませんね。ギリシャバージョンの「〇〇に恋して」が生まれるといいなと思います。
    神話や叙事詩にもエンターテイメントの基本は大事なようですね。ぜひハマってくださいませ!