第4話 奴隷商で大儲け仲間も買った
「アダン、革鎧と長剣3振り短剣3振り、スペースに入る?」
「1m以上の長剣は無理……あれ? 入る? 全部入った!」
「やったねアダン1m四方のスペースが2つ
「スペースって拡がる? これって外れ能力じゃ無かった!」
こうなれば何処まで拡がるか楽しみだ。
「朝飯前の一仕事お前達さっさと歩け!」
トーラも無茶を言う、左右の靴の靴紐を縛りチョコチョコしか歩けない様にしてさっさと歩けは酷い言い様、美しい顔をしてるがトーラの恐ろしさ思い知ったようだが、後の祭り先に立たないから後悔と言う。
「お前達がノロノロ歩くから、娼館が店仕舞いしたじゃないか! 華やかさが全く無いみすぼらしい街並み! ガッカリさせやがって!」
僕がワクワクするのは分かるが、女のトーラ娼館に何を期待してたの?
「アダンに噂に聞く色町の華やかさ見せて遣りたかった、入らせないけど」
「トーラより綺麗な娼婦は居ないと思う、見ても詰まらん」
「そうか! アダン分かってるじゃないか!!」
3日で飽きる処か一生見ていたいくらい、トーラは顔だけは完璧美人なんだけど残念が女装した人だね。
僕がこんな事思ってるとは知らず、ニマニマ笑顔のトーラだった。
もう昼前って時間に、やっと奴隷商に着いた。
「ここが奴隷商? 何か普通の家だね」
「いかにも奴隷商って構えですと、気の弱い方は入り難いでしょう? あえて普通の家にして居ります、ゴウダ奴隷商にようこそ!」
僕が普通の家って言ったの聞こえて居たみたい、まん丸顔のおじさんが挨拶して来た。
「元Dランク冒険者3人売りに来た、高額買い取りしてくれ」
「高ランクの冒険者は有り難いです、戦闘奴隷として高く売れます……金貨60枚で買い取り致しますです」
金貨60枚!! 凄い高値買い取りだね。
「お二人お若いのにシルバータグを着けていらっしゃる! パーティー仲間に優秀な奴隷を購入されませんか?」
「見て気に入ったらパーティー仲間に購入するぞ」
「お仲間の美しい女性ほどの者は居りませんが、有能な女奴隷を見て下さい」
ゴウダ店主、何でも見せて運良く売れればって、丸分かりだよ。
「あれ? 君は何歳?」
おばさんの中に一人だけ子供が居て、思わず聞いてみた。
「11歳ですご主人様」
「ゴウダ店主、子供の売り買い感心せんぞ!」
「いえその……奴隷が産んだ子で有りまして、決して違法奴隷では御座いませんです」
「11歳では冒険者登録出来んが、こんな子見たら放置出来ん! 幾らだ?」
「金貨5……3枚で購入お願いしますです、来年娼館に卸す予定で有りました」
と言う事でトーラも賛成してくれて、セイン11歳を購入する事になった。
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