天才育成高等学校 〜各分野の天才を育てる〜

ピンクのタニシ

第1話 天才育成高等学校

時は20××。災害や少子高齢化の侵食。

数々の災難が続き、日本は既に半壊状態だった。

産業も教育も技術も他国と差をつけられ、今や発展途上国と化す。

その状況を打破しようと政府は必死に足掻いた。


最初は優秀な人材を作り出す為に教育に力を入れた。


だが効果はなし。


次に天才たち作ろうとした。


だが完璧を追求しすぎ、成功例はたったの3例。

運動も学力も追随を許さない子供たちが生まれたが、冷徹非道。

未来性が無く計画は白紙に戻った。


その計画から約3年。

一部の能力を尖らせ天才を作るという計画が提案された。

その計画の名を天才育成計画。

そしてその計画が現段階で実行されている場所。

それがここ


──天才育成高等学校──


開校されてから早数年。

計画は予想以上の成果を出すこととなる。

各都道府県からの将来有望な能力を秘めている子をスカウト。


月〜木までの8877の通常授業と金土の専門授業77

学問からスポーツ、芸術からエンタメまで、至るジャンルを網羅し教育を施す。


このハードな内容のお陰か、日本は瞬く間に注目されるようになる。

有名俳優の多出。作家、スポーツ選手、学者、イラストレーター、映像技術の上昇。

そして何より都内有名大学合格率脅威の100%


実績を積んだ結果、多数の企業等からの支援もあり、海外の有名大学すらも超える学校として成り上がった。


そして間もなく第15期生の入学が始まろうとしている



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