第4話 この駄女神にお仕置きを!

常連仲間3人と俺の4人それぞれ部屋の鍵をもらい、誰の部屋に

集まるかを決めていると……、


「え!?入れないってどういうことよ!?」

「いや、お客さん代金は…」


……ほんっとうにあいつ。


「えー!?わたし、全然お金持ってきてないんですけど!」

「それじゃあ、入れることはできませんが……」

「うーん……。ねえねえ、あの辺に落ちてた変な形の石あげるからさ…ね?」


……すいません。


「結構気に入ってるし、本当はあげたくないんだけど…今回だけ。特別よ?」

「え…いや…あの……。」


うちの駄女神がほんっとうにすいません!


「んん……、じゃあこっちはどう?なかなかいいでしょ!?」

「い、いやぁ……あのですね……。」


あ、あいつ………。


……ん?受付の奥から誰かが…。


「あんた…金持ってきてないのかい?」


漫画でしか目にしたことがないようなくらいに……大きくて強そうな女性が……


「え?あ……、いや……石」


アクアの目の前に……。


「石がなんだって?まさかエリスの代わりにこれとか言わないでしょうねぇ?

 ままごとじゃあないのよ?」

「あ、あの……か、か、かじゅまさーん!でかい女の人がぁー!」


俺の名前を呼ぶなー!

あとでかいとか言うな!


「で、でかい!?あ、あんた……」


ほら、見るからに怒ってるぞ…

漫画だったら、「あんた言ってくれるわね!わたし面白い子好きなのよね~。」とか

なるかもだが、俺は知っている。

この世界はそんなに甘くない。

ここは、野菜が空を飛んだりもする、思い通りにはいかない世界だってことを!


「人が言われたくないことを……」

「「「「「ひ、ひえ……」」」」」


その声に俺たちまで声が出た……


そして、女性はアクアを持ち上げ……


「二ぃ度とくんじゃねぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!」

「うわあぁぁぁぁぁん!!!!!!」


 アクアを外に投げた!

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