僕は、確かにデンゴを見た。

 作者様が奇譚などを蒐集する中で、知人を通じて出会った半身不随の男性の話し。
 男性がまだ、子供の頃の話だ。
 男性の父親はアウトドア派で、自然を満喫いしたいという気質の人だった。そのため、ある休みの日にあるところで民泊することに。そこは男性一家以外は泊まっていなかったが、男性の父親は満足していた。そして男性も民泊の家の子と友人になる。
 そこで、男性は友人と共に、村の外れにある川に水遊びに出かけた。橋の上から綺麗な川に飛び込み、泳いでいると、男性は何かに引っ張られ、溺れてしまう。
 しかし何とか水面に浮上して、命は助かった。この時から友人が謝ってばかりいるので、男性は苛立ち、喧嘩別れになる。
 そして数日後、男性の身に異変が起こる。

 友人が口にしていたデンゴという存在。
 何故、友人は男性に謝ってばかりいたのか。
 そして、衝撃の結末。

 是非、御一読ください。

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