虚無の地平線
いつも孤独と虚無を感じていた 全ての手を掴もうとしても 全て己の虚無がその手をすり抜けて 繋がりの感じられない無間の奈落 そこで散々誰かを傷付けてきた そして己の痛みを感じられなくなるほど 自分が自分から遠ざかり 何も見えない無明を彷徨い放浪し続けてきた
だけど その暗闇の中で 緑の目をした黒い猫が唯一の友達だった 何度も心が挫けて 全て粉々に打ちひしがれた夜が何度もあった そして己の業と悪性を自覚した時 光が差し込んだ
そこにもう闇は無く ただひたすらに海原が広がっていた ついに最果ての海に辿り着き 眼には確かな自由への意志が宿っていた
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