最終話:師匠の用事にお供するの修行のうち。
「しゃらくさい・・・小娘が・・・おまえらまとめて俺の餌食にしてくれるわ」
「
飛んだ。
だかが
「
恋恋にあと少しで手が届く前に
雄叫びをあげた
首が離れてボトッと床に落ちた。
頭がなくなった
それもしばらくすると動かなくなった。
「みごと、みごと・・・恋恋、すばらしい」
「もう、天翔様・・・少しくらい手伝ってくれてもいいじゃないですか?」
「おや、恋恋・・・足から血がでておるぞ・・・足に傷を負ったか?」
「あ、さっき飛んだ時、
「まだまだ未熟だ・・・私」
「うん、まあでもよくやった・・・さすが私の弟子」
「終わったな・・・
「では帰ろう、小恋・・・どうだ歩けるか?」
「どうでしょう・・・なんだか足がしびれてきたみたいです」
「
「早く帰って解毒しておいたほうがよかろう」
「私がおんぶしてやろう・・・さあ、私の背中に乗れ」
「イヤです・・・お師匠様の背中に乗るなんて、とんでもない」
「そんな恐れ多いことできません」
「私がよいと言っておるのだ・・・遠慮などしなくてよい」
「イヤです」
「そうか・・・困ったな・・・それなら・・・」
そう言うと天翔星君は、いきなり恋恋をお姫様抱っこした。
「な?なになさるんですか?天翔様・・・下ろしてください」
「つべこべ抜かすな・・・大人しくしておれ」
「下ろしたところで歩けまい」
「よいか、アバれると、
「だって・・・このまま、私を抱いたままお屋敷まで帰るつもりですか?」
「手傷を負ったとは言え
「この抱っこはご褒美だと思え」
で、結局、金貸しの主人殺人事件は無事解決して、恋恋は屋敷まで天翔星君
に抱かれたまま大人しく帰って行った。
*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・**・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*
「
恋恋は天翔星君から、親しみを込めて小恋と呼ばれてる。
カワヤに入っていた
「お呼びでしょうか、天翔様」
「欲しい本がある・・これから「
「え〜本でしょ?・・・遠慮しときます、私、興味ないし・・・お天気もいいこと
だし、お昼寝することにします・・・」
「昼寝などしておっては修行にならんぞ」
「では、こうしよう・・・本屋の帰りに肉まんでも食って帰るってのはどうだ?」
「肉まん?・・・じゃ〜お昼寝はまたの機会にします」
「あはは・・・それでよい」
「お師匠様の用事にお供するのも真仙女になるための修行のうちですから」
おっしまい。
最後まで読んでくださってありがとうございました。m(_ _)m
糸瓜島奇聞録(へちまとうきぶんろく) 猫の尻尾 @amanotenshi
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