おかえりの場所

トヨタ理

🎅1❄️

「はぁー……んだよアイツ」


 空になった二人分の茶碗と小皿と、バラバラの箸。

 テーブルの上で転がるソレにムカついて頭を掻きむしる。


「君なんか、もう知らない」


 そう言い捨てて、家を出て行ったアイツの顔。


 頼んでもないのに頭に浮かんできて、クソでかいため息が漏れた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る