4-6 鮪モンスター狩
さて今居る世界の食材調査を始める、モカさんには撫子がサポートし店オリジナルの食パンを作って貰う、勿論全て白鯨産の小麦粉や牛乳や卵にバターも使って貰う、シャロさんとアンナ達には辛口に評価する審判に成って貰う。
因みに日本のパン屋が普通に使う、業務用オーブン等を採用してるのでモカさんの実家より、性能的な面は遥かに上である。
因みにロイドさん判定次第では、CafeRabbitで試作の一部を採用される予定、シャロさんやアンナでも食べ続けるのは困難だからだ。
因みにガリレオさんには、厨房立ち入り禁止にしてるが失敗したとモカさんが思った物は、ガリレオさんの食料として提供される。
「本当良いのか? 史郎」
「まあパン勿体ないし、異世界のモンスターを倒すの手伝って貰わないと」
「まあ良いが、面接だったかに応募した者が、約二名居たぞ………後は史郎次第だな」
冒険者ギルドで、求人もしてるので苦学生や仕事探しの人向けだ、しかも寮付きに賄い付きのこの世界では有り得ない福利厚生付き、そもそも福利厚生すら無い世界に福利厚生付きだ。
しかもお風呂やトイレも完備に、個人の部屋付きはシャロさんですら泣いて喜ぶ程だった、因みにモカさんは最初実家通いにする予定だったが、部屋を見て此方に住む事に成った、何故か畳部屋が気に入り撫子が大の字で寝てるモカさんを注意したらしい、風邪を引くから布団を敷いて寝ろと。
さて、私は師匠からの技術釣竿で先ずは、マグロやカンパチや鰹狙いをし釣り針を遠くにリリースし、ゆっくり巻くとヒットし現れたのは巨大マグロ………異世界のマグロ半端ない、まあモンスターだけど。
「ガリレオさん、一撃で倒してくれ」
「任せろ史郎!」
一瞬でガリレオさんから放たれた、眩しい閃光は巨大なダンプの様な飛び上がってたマグロの頭を貫通した。
「流石我輩」
「助かったよガリレオさん、何か頭に王冠らしきの在るがまんまな名前だな」
この巨大なマグロはキングマグロらしいが、ステータス使わないと釣り上げれないレベル過ぎる、何か手が痛い…………。
「次は我輩が釣ろう」
「やる気だね、ガリレオさん」
「任せろ、史郎より大物を釣り上げて見せる!」
だがガリレオさんが釣ったのは、二百キロ級のマグロの姿をしたサーモンマグロ………何て言うか、サーモンなのかマグロハッキリしてくれ。
「何故に何度も釣れるんだぁ~!!」
ガリレオさんの頭上に、『称号∶サーモンマグロハンター』と浮かんでそうな戦果だ、因みに更に一回り大きなカツオマグロが釣れたが、黄肌鮪に近い質でマグロ節と鰹節が両方作れるモンスターらしい、因みに氷のエーテル魔石がカツオマグロから獲れる、因みにマグロキングは巨大な水のエーテル魔石が手に入った。
「良し、今日はガリレオさんの釣り上げたモンスターを捌くか」
「クッ! 何故にあの巨大なモンスターマグロが、我輩が釣れないのだ!」
因みに現地の人間でも、カツオマグロは水の女神や豊漁の神に祈願し、豊漁の一度だけ運が最高潮に成る札を貰わないと釣れないのモンスターだ、しかもガリレオは普通に珍しい魚運は高いが、欲を出すと何故かその魚モンスター等は釣れないのだ。
ガリレオが望む魚モンスターは釣れないのだ、だが他の珍しい魚モンスターは何故か呼び寄せる能力を持つが、ガリレオが喜びそうな魚モンスターは引き寄せられない、其れがチートな道具を使ってもだ。
因みに腕力や体力のバフが有る為、史郎の現地チート達より低いステータスでも釣れるのである。
「私は次はこの、大型モンスター専用を使おう」
「マスター我々が待機してますぞ」
背後には此れから釣り上げる魚モンスターに向け、早くも殺気を放ち出番を待つ一団は、そう史郎が生み出した猫耳ゴーレムのクロ達だ、猫耳少年達はアマノカミ特製のどんなモンスターの皮も貫く、究極の
「き……来たぞ!」
「何だと! 史郎だけズルい!」
ズルくはない、専用の釣竿を使ってるがクロ達と力を合わせて引っ張る、
「クッ! 此れはキツイ」
「皆、踏ん張れ!!」
「刺身の為に!」
「我々の刺身の為に!!」
「我輩の魚料理の為だぞ」
「…………」
クロ達はガリレオさんを一瞬睨んでから、更に力を込めてそして飛び上がり出て来たのは、中型の鯨より巨大で一角よりも更に鋭い角が在るモンスターだ。
「万能鑑定先生!」
鑑定の結果、
「俺とあと二人で頭を狙え、一撃だ…………一撃で仕留めるんだ!」
「「アイヤイサー!!」」
狙いを付けクロ達は頭を狙い、銛を正確に頭に突き刺しそして二体が鉤爪縄を放ち引っ掛けて、インベントリの回収判定が出るまで引っ張りそして、インベントリに一角鮪皇帝は回収された。
「ヨッシャ!」
「俺達の勝利だ!」
「我輩の勝利だと思うぞ」
何かどさくさに紛れて、ガリレオさんが戦果を捏造してるが無視をしとこう、こうして数時間クロが釣竿を持ち私がレベル上げの為に、ガリレオさんを筆頭に一角鮪皇帝と何度も戦いレベル稼ぎをした。
「美味しい経験値稼ぎだ」
「全て我輩のお陰だな」
「……………後半、魔法を数回撃っただけだよな」
「何でどや顔出来るんだろ?」
「煩いぞソコ!」
事実最初は縄を引っ張るのを手伝ってたが、十八体中最後の四体にしか魔法を撃ってないし、うっかりで魔法で貫いた穴から血の大量の滝に飲まれて、危うく海に流れそうだったガリレオさんだが、普通なら死んでると思うよ。
「さて血を洗い流して来るか」
生臭いガリレオさんは、魔法を使い風呂に向かった。
「マスター、奴は使えませんよ」
「生臭くても居たしな………」
「まあガリレオさんだから、大目に見てやってくれ」
「了解」
「マスターは甘いな………」
果たして、ガリレオの評価は何時上がるのだろうか?
「さて、スキル先生をフル活用して捌くぞ!」
「ヨッシャ!!」
「因みに俺も呼んでくれるよな?」
何故かいつの間にか居た師匠、呼ぶも何も居るのだからそのまま待ってれば良いのでは?
「さて戻るか」
「俺は異世界マグロ刺身で」
「俺は中トロ握り」
「マスター私は、酒の肴に合うので頼む」
いつの間にか居たアンナ、まあアンナには撫子達を呼びに行く指名を託した。
「任せろマスター」
転送陣に向け走って行くアンナ、そして拠点を経由し白猫の厨房に向かった、良く考えれば拠点にはまだ回復してない数人が居るので、騒ぐのは良くないと配慮したからだ。
そしてアマノカミ師匠から頂いた、綺麗な刺身包丁を使い素早く小分けに成った部位を切って行く。
皿に盛り始めると現れる、シャロさんとモカさんとやっと来た撫子、モカさんには皿の準備を頼みシャロさんは何故か普通にマグロを切れて居た、負けずにと撫子が一瞬の煌めきの瞬間に切り終わる。
「やるわね、撫子さん」
「貴女もね、シャロさん」
何かシャロさんと撫子の間に、友情が芽生えてない?
「ハイ、お皿………確かシャロちゃんの実家のお皿だよね」
「そうよモカ」
何故かモカさんの言葉に、胸を張るシャロさん。
「私の実家はカフェなんだ」
「…………何回も聞いたわよ、モカ」
何だろう、たまにモカさんは天然な雰囲気をいきなり放つ、因みにシャロさんやモカさんは十八歳だが、現地の法律上はとっくに成人だからお酒が飲めたりする、因みに学生だと十六歳以上でも飲酒できないらしいが、ソフトドリンク程度の低アルコールしかダメらしい。
因みに同じ様な法律が、ビールの本場ドイツ辺りに在るらしい。
※諸説在るらしいが、日本では二十歳まで原則飲酒禁止だ。
「さて宴会をするぞ!」
「オォー!!」
「イエェーイ!」
「また騒がしく成りそうですね、マスター」
「呼んだかい?」
アンナとはまったく言って無いぞ、何故かテンションが高い二人だがゲストに、シャロさんの両親とロイドさんにモニカちゃんも参加し、更に別の場所ではアマノカミ師匠御一行が桜の木下で宴会をしてるが、勿論酒はない…………毎回大量に酒を出してたまるかぁー!!
因みにガリレオさんが、酒泉からコツコツ酒を持って来てもてなしては居る、因みに撫子やアンナは白鯨から出れない為、不可のでありガリレオさん以外行くのは不可のだ。
因みに桜女神様や、ルドルーラ様に何かスキルをお願いしてる竹井さんと諏訪さん、まあ二柱揃って悪い顔はしてないので、無茶なお願いでは無いのだろう。
私は撫子と更に一角鮪皇帝の身を捌き、撫子αとβが頑張った甲斐もあり何とか凌ぎきったが、次回は絶対にルドルーラ様とアマノカミ師匠には、宴会の出席はご遠慮頂こう……私や撫子達の身が持たない。
「軟弱な!」
「史郎よ、鍛えが甘い要だな」
「普通に大量に魚を捌けば、キツイに決まってますよ!」
「そうか?」
「我は食べるだけだからな」
「…………だから、他の神から二人は嫌われてる……かも」
「何だと!」
「アマノカミは良いが、我もか!?」
「うん」
二人は桜女神様の真実により、食べる量をセーブをした気で居たがそれから数日後、桜女神様談によれば「やっぱり無理だった、あの二人は在れば在るだけ食べる馬鹿だから」だそうだ、因みにとある高次元体の方が何の御礼かは分からないが、謎の御礼の為に開いた宴席だったらしい。
因みに定期的な高次元体の宴会も、数千年以上お誘いが無いらしい…………アマノカミ師匠、技術の匠の高次元体の一柱なのに、食い意地とかが悪いから……。
因みに最初の宴会は、アマノカミ師匠達も少しは場の雰囲気を重んじてくれたらしい、まあ数日居着いてたけど…………たまに遊びに来るし。
酒は異常なスピードで呑むし、特にルドルーラ様とアマノカミ師匠がね………その次がアンナだが、仕事を頑張ってるのでルドルーラ様やアマノカミ師匠とはベクトルが違う、一応二柱共に私の師匠ではあるが。
「私はあの馬鹿オジ達とは違うから…………史郎」
「そうですね、ケーキとかパフェとかを大量に食べてますからね」
「………史郎、酷いかも?」
何時もの桜女神様だが、勿論三柱には感謝はしてるよ………食べる量が底無し沼のブラックホール以外は、そしてシャロさんの両親はかかあ天下らしく、奥さんには逆らえないゼノンさんだがたまに陶芸の粘土で、無駄遣いする癖が在る為奥さんのルキアさんが何回か離婚を考えたらしい。
まあ近年は茶番化して来てるらしい、まあゼノンさんが全面的に悪いのだから仕方ないな、因みに私はそんな結婚生活は望んではないが、ストレスフリーな妻との生活を望んでるよ………その前に、相手が居ないけどねぇ!
そして日本の炭酸飲料を大量に飲んだ三人が、ゲップ祭りを始めた。
「………美味しくてつい飲み過ぎちゃった………ゲップ」
「モカお姉ちゃん、オレンジ色のジュース飲み過ぎです……ゲップ」
「二人共仕方ないな………ゲップ……わね……」
私は炭酸飲料を飲み過ぎ、タプタプのお腹の三人を見た後直ぐに去った。
「史郎さん、待って…………ゲップ」
「う……動けない…………ゲップ」
「と………トイレに行きたく成って来ました、ピンチ過ぎ………ゲップ」
私はアンナαに三人を任せた、因みにアンナαにグーで殴られてるアンナを見たが、何を怒られてたのだろうか?
翌朝ゲスト達は、撫子の朝食おもてなしに歓喜し、ゼノンさん達は庭を散策し何やらやる気を出し始めたゼノンさん、奥さんのルキアさんはゆっくり散る花の光景に心を奪われてたが、その先に居た桜の枝で物思いに更けるルドルフではないよね?
そしてガリレオさんに、竹井さんと諏訪さんのウィールデンで生きる為の会話教師の、終了のお知らせを受けガリレオさんは何処かに泣きながら去って行った。
「桜様お願いして良かったよね」
「ガリレオさんは、自慢話が多いし疲れるからね」
ガリレオさん、教師失格だよ。
「良し、此れで何時か誰かさんと結婚出来るね」
「誰とは言わないけどね」
? 誰か好い人が居たのかな、ガリレオさんではないよね? 後は、アマノカミ師匠は無いとして、見た目ならルドルーラ様やルドルフやクロだろうか?
「さて私は私で忙しく成るぞ!」
「私も頑張るぞー!」
「私はモカのあの、得たいの知れない物体が怖い」
「アレはココアパンだよ?」
竹井さんと諏訪さんが、モカさんの言葉に食い付く。
「ココアパン!」
「異世界にもココア在るの?」
「うん?」
そして二人は、モカさんの菓子パンに戦慄を覚えた。
「私の想像したパンと違う!」
「此れは見た目グロテスクだけど、何故か美味しいんだよね………苺ジャムが出て来なければね………」
確かに味は良いんだよな、見た目がグロテスクで無ければ…………でも、常連の爺さん達には好評らしいよ、まあ一番はジェラールマスターの淹れたコーヒーと、モカさんが焼いたトーストとゆで卵も付いたモーニングセットらしい。
因みにこし餡塗りのトーストや、ハニートーストのモーニングのパンが選べるらしい、因みにモニカちゃんは背を延ばす為に、牛乳が欠かせないらしいが。
「此処の牛乳は最高なので、私の為に毎朝私にミルクを下さい………お兄さん」
何かあざとく言うモニカちゃん、何かと言葉を間違えて聞いたらしいシャロさんが、モニカちゃんの顔面を鷲掴みしミシミシと顔を潰す勢いで、シャロさんは言う。
「何のミルクが欲しいのかしら?」
「此処の美味しいミルクを………」
「誰の?」
「誰とは? 訳が分かりませんシャ………イタタタタ!?」
「シャロちゃんストップ、ストップ……モニカの顔が潰れちゃうよ!」
危うくモニカちゃんは、顔が変形しそうだったがモニカちゃんは牛乳と言ってた筈だが、何を勘違いしたか言わずにおこう。
こうしてゲストは来た時刻の、夕方に帰りそして何故か竹井さんと諏訪さんは、知識図書館に行き何かを調べたらしいが、二人が帰って来た時何故か誇らしげな顔をしてたのは、私が喫茶店の採用面接をしてから四日後の事だった。
それでは次回、その面接の話しですよ……遂にあのヒロインが、本編に登場しますよ。
・モニカ=メンフィス
青味の在る腰まで長いストレートの銀髪美少女、悩みは姉達より小さなバストと、身長百四十以下の身長だがそれは頭にジェラールさんを乗せてたり、たまに居るやさぐれ茶色ウサギを頭に乗せてるのが原因とされるが、モカから頭を撫でられて身長が削られてるのではとたまに不安に成る。
因みに女の子らしい悩みや、姉が夜にしてる行為に興味津々だったりする、因みにモカがしてるのは何かは想像より個人の妄想にお任せします。
因みに三姉妹揃って、其れなりにムッツリ系ですがモカは天然系、もう一人はおっとり食欲豊富な天然系です、因みにモカは平均ですがもう一人は少し大きいですよ、何がとは言いませんが。
因みに牛乳を飲んでも、身長がそれ程伸びるかはモニカ自体知らないが、ミルクが絡んだりエスプレッソの淹れる才能は、祖父のジェラールを越える成長をしてる可能性を含んでます。
因みに乳製品を食べ過ぎて、父のロイドに叱られた過去を持ちます。
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