第4話 白鯨試験運用、異世界喫茶店
4-1 食の異世界旅の始まり
三人で店の話をしながら、カレーの話題から私が好きなカツカレーが連想される、カツカレー以外ではカツ丼も良い、私は縁起担ぎに良くカツ丼やカツカレーを食べていた、まあ若い時はまだそこまで消費税苦ではなかったからだ。
それに競馬とか若い時は、好きな馬に応援馬券を買ってたり買わなくても、エキサイトしながら観てたりした、特にオールドタイプの珍しい血統だったり、最後方から他馬を追い抜く競馬が好きだったりする。
古い競馬なら、コミックで知ったテンポイントやグラスグリーンや、大名馬シンザンなんかも好きだ、何かダイナミックな走りが今の競馬よりも泥臭く、脈動感が違うからだ。
まあ競馬の話は置き、ウィールデンで開業する店は慎重に、店の方針を決めないと成らないし、朝の喫茶店は現状ウィールデンにライバルは居ない。
屋台は大抵人が増える頃で、朝霧がある時間帯は行商人や早くダンジョンに向かう冒険者や、冒険者ギルドの職員の早出の出勤や、朝の爽やかな散歩を楽しむ人等だ。
一応学生も通学する人も居るが、基本高い家賃を払う留学生は余り居ないし、貴族に至っては貴族用のレンタル屋敷が在ったり、貴族が買い上げた避暑エリアで親戚が間借りしてたり、何人目かの子が暮らしてたりする。
あとガリレオさんに聞いた話では、国によりだが一夫多妻が許されてる国が在るが、基本浮気は一部頭がお花畑の国以外は許されて無いので、一夫多妻でも既婚の場合は夫婦で話し合いか、婚約者との話し合いで解決が必要であり、たまに奥さんが当主の場合のみ多夫一妻も許されてるが、その場合男性に主導権や家の家督は当主である奥さん以外、次期当主の決定権も遺産等も男性には無いらしい、そして婚姻中の自由も無いらしい…………大変だな。
だが多夫一妻の場合、離婚率が一夫多妻や浮気常習情熱お花畑よりも高い、浮気常習は二番目に離婚率が高いとされてるらしい、一途な一夫一妻でも三番目に離婚率が高いらしい、理由が真実の愛を見付けたや運命の相手を見付けたと、お花畑のダメ人間が殆どらしいが、一夫多妻が何故か一番離婚率が低い、普通は一夫一妻よりは揉め事が多い気がするのだが。
因みに男女関係なく、加害者が被害者に多額の慰謝料を払うのは日本と変わりない様だ、しかも詐欺を働いた場合は更に各国の法により裁かれる、たまに白金貨数十枚が動く訴訟と慰謝料案件も在るらしい、あと一般的な最低慰謝料は金貨五十枚の日本円にして約五百万円、
「一夫多妻ね……………私は、そもそも移住者だから戸籍は日本のままだしな、そもそも現実味が無い、小説やアニメではないし」
諏訪伊織は、考えながらも開き直る様に努めるかの素振りで言う。
「私は、そもそも結婚するか分からないかな?」
実際は諏訪伊織は、好きな相手に出会った事が無い為まだ恋を知らない、恋愛小説や漫画は好きな割りに現実に向き合うタイプだ、気になり始めた人物なら居なくもない。
そう諏訪さんが言えば、竹井さんは言う。
「私は現実主義だから、異世界でも夢が叶う日まで無いかな…………」
実際の竹井悠姫は、昔年上お兄さんに憧れてたが、彼女が居ると知ると一気に冷めた経験により、未だに年の近い男性に恋心を抱いた事はない、そう後に自分の気持ちに向き合う試練が来日まで。
私は竹井さんに思った、夢は何かは分からないが頑張れとまあ、最悪ガリレオさんに言葉を教わり、竹井さんと諏訪さんにはウィールデンの学校に通い、異世界で生きる為の知識を得て欲しい、私に出来るのはバイトとして雇うのと学費や生活費を出す位だ、逆にガリレオさんは二人から日本語を習えば良いし。
実際の年齢なら、竹井さんや諏訪さんの年齢の子供が居る年齢だ、四十代過ぎとはそんな年齢である、見た目は二十歳に若返ったけど。
「それよりもだ、シロウカツカレーとはなんだ?」
「カツカレーは、カツカレーだよね諏訪さん」
「そうだね竹井さん」
「カツカレー?」
竹井さんだけ反応が悪い、まあ食べるのは人
「まあ喫茶店は、ハンバーグやナポリタンもあるし」
「定食屋でも、ハンバーグやナポリタンも出せますね」
何故か乗り気な諏訪さん、店をやるのは基本私なんだが…………まあ、撫子にも裏方厨房として手伝って貰うが、一人位住み込みの従業員は欲しいな……一人以上でも構わないが。
それに救助した人の治療に、色々な異世界で不思議に完治とかするご都合主義な、伝説のポーションとか探さないと成らないし、まだ治療は終わって無いし最初に助けた女性すら、まだ意識が回復する傾向に無い。
「まあ食材集めが先かな、さて店をどうするよりも諏訪さんと竹井さんには、ガリレオ先生による異世界語教室で、語学を覚えてくれたまえ………」
「え"!?」
「え"!?」
二人は本気で嫌そうな顔で、ガリレオさんを見ながら言う。
「一応自称天才魔道師だから、大丈夫だよ」
「待てシロウ、我輩は自称ではない本当に天才なんだ!」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
ジト目でガリレオさんを見る二人、私はガリレオさんに任せ白鯨の拠点を後にし、治療の経過をシャロに聞くが…………。
「まったく変わりませんよ、マスター」
「・・・・仕方ない、異世界の食や職人探しを含めて少し出掛けるか、働いてくれる人材でも構わないが」
「私も星渡りの白鯨を移動させれば、マスターの行った先に行けますよ…………地球以外は」
地球にはエーテル濃度の関係で、行く事も次元ワープも出来ないらしい。
「別に着いて来てとは思わないが、白鯨から釣糸垂らして釣りは楽しめそうだよね」
何故か足元が揺れたのだが、まさか連れて行けと?
「連れて行けとか、そんなサインではないよね?」
また足元が揺れた、そしてシャロはにこやかに言う。
「そうみたいですよ、そろそろこの子も海や湖に着水したいみたいです」
まあたまには良いかと思い、メインメニューを開いた。
Menu
戦闘
SKILL・特殊能力
ワールドショピング
マップ
異次元渡り
ワームホール移動
不思議な扉
エンターテイメント
資料
環境設定
セーブ
環境設定を確認してインベントリの、害虫や不要物設定を弄り不要な虫や菌の排除をし、インベントリの時間凍結設定を強めにした。
まあ時間凍結を強めにしても、基本インベントリの内部は変わらないらしいが、たまにインベントリの時間凍結を無視し劣化する薬品等を、更に強く時間凍結して劣化を阻止する機能らしい。
あとまだマスター扉を置いたきり、未だに店舗予定にも扉は置いてない、そもそもコンセプトが決まってないから、テーブルや椅子がまだ揃えても無いが、ついでだし他の異世界で日本の食べ物が、どんだけ受けが良いか確かめる為の異世界の旅にしょう。
「そう言えば、ガリレオさんが異世界に渡るのは運とか言ってたな、白鯨なら万が一にも変な場所には移動しないだろうが、最初は貰った能力を使おう」
私はメニュー画面に戻り、異次元渡りをタッチすると一瞬で何処かの森に出た、森は涼しく春の様な日差しと何故か懐かしい感じがする、遠い過去に戦いの足跡を残した様な不思議な気分を覚える。
私は一人なので、まあ人間は居ないと思うのでアマノカミ師匠と撫子と作った、戦闘着上下とサーベル型のクレイモアの大剣に、ショートソードを二本腰に装備し周りを警戒しながら、メニューの地図を確認する。
一応警告アラームは環境設定で弱めにして、気配を研ぎ澄ましたが今の所何も無い様だから先に進むと、何か不思議な引っ掛かりに身体が抵抗するが、何かガリレオさんの世界に行く時に同じ感覚があった気がした。
私は目の前の光景に目を疑う、さっきまでは何処にでもある平凡な異世界の森だったが、今の目の前に広がるのは大樹が一本堂々と立ち、その周りに童話の可愛いリアルぽくも虫の様な目でもなく、人間の子供に透明な鳥の翼を生やし飛ぶ、ゴスロリのドレス姿の少女妖精達。
地雷系では無さそうな見た目、瞳は碧眼やルビーの様な赤い瞳や、ピンクベリーの様な瞳に寒色の青紫眼や黄色の瞳に暖かなオレンジの瞳や、鈍色を瞳の三角帽子の魔女の様な出で立ちの妖精や、グリーンの瞳にグリーンの長袖長ズボンの、吟遊詩人の様な少年が翼をはためかせ、自由気ままに飛んでる。
「・・・・・異世界には、ファンタジーな世界もあるのか………」
妖精達が私に気付き、恐る恐る近付いて聞いて来た。
「貴方は人間ですか?」
私は嘘偽り無く答えた。
「確かに人間だが、この世界の人間ではないよ、たまに高次元体の神様が遊びに来る場所に住んでるよ、この頃は桜とか色々な花を植えて綺麗な花が咲いてるよ」
「本当?」
「人間はたまに嘘を付く、私達の仲間を
確かに人間全てが善人ではない、私は普通の人間だから悪さだって善き行いだって、する時もしない時だってある。
「人間全員が善人ではないし、悪人でも無いんだよ…………悪人は何時か痛い目に遇うのがお約束だし」
「お約束?」
「・・・・・お約束かぁ~」
妖精達は考えてる様だ、まあ珍しい種族に出会ったし手の平に載る位の、可愛らしい生き物を可愛そうな事なんて出来ん、子猫の次位は…………。
「お菓子たべるかい?」
決して餌付けではないぞ、私はインベントリから紙皿とフィナンシェを出した、袋を開けフィナンシェを出せば香る焦がしバターと、アーモンドの香りがしそれを三袋開け、三つのフィナンシェを袋から出した此は、諏訪の洋菓子店で買ったフィナンシェだ。
「食べていいの?」
「ああ、お上がりよ」
「わぁーぃ!」
「美味しそう!」
三つでは足りそうに無いから、更に追加し合計十個のフィナンシェは三分も持たずに消えて行った、以外に身体に似合わず沢山食べるな。
「満腹よ!」
「花の蜜より美味しい!」
「異世界は、私達の知らない甘く美味しい物に満ちてるのね」
此処に一つ扉を置いて良いかもな、私は妖精が出入り出来る扉を探せば有り、次元をも無視し白鯨の地まで普通に行けるらしいので、大樹の木の雨が当たらない場所に設置し、マーカーをしてから再び白鯨に戻り魔桜の辺りにマスター扉の、オマケマスター扉を設置した。
このオマケのマスター扉は、小さい物しか通過出来ない為に基本七枚の制限があるマスター扉と違い、不思議な扉の小窓や小扉は基本制限が無い。
一応忙しい場合、撫子が居る白鯨厨房と店舗の厨房を繋いで対応する予定ではいた。
設置が終わり、妖精を招くと喜び来てアンナやクロや長門にルドルフの仕事や、初めて見る木の実や桜の花に大変感動してた。
「猫街さん、何か可愛らしい子が沢山居ますね…………ふぁ~」
眼を輝かせ、諏訪さんは妖精を見上げると、諏訪さんの肩に妖精の一人が降り立ち座る、胸キュンしたらしい諏訪さんは固まった…………。
「試しに行った世界で、最初に出会った妖精だよ…………たぶん」
「猫街さん、そこは確認して下さいよ、あとスワッチ感動の余り固まらない!」
竹井さんと諏訪さんは友達に成れたらしい、あと竹井さんは何時妖精が来てくれるかそわそわしてたが、頭に妖精が座ると動かなく成った、プルプル身体を震わせてはいるが。
私はテーブルと椅子と、おままごと用の小さなプラスチックコップが売ってたのでセットで買い、ピペットで紅茶を洗ったプラスチックコップに入れ、小さなお客さんに提供した、妖精に飲食の値段は発生しないだって妖精だから。
こうして最初のお客さんを招き、お試しの店を開店する事にした、まあ本当ならウィールデンでする事だがそこは、パン職人を仲間に入れてからにしよう、さて先ずは白鯨を妖精の居る世界の結構離れた海に着水させ、のんびりと白鯨を休ませその間に和風喫茶店の構想をし、内装は掘りコタツの畳み部屋と畳みを使った椅子、木は妖精達に聞いて間引いて良い木を確認後、風魔法のウインドーカッターで根元付近から伐り落とす。
陽射しが前より入り易く成り、大樹も前より光を浴びる面積が増えた気がした、次は木の枝をウインドーカッターで払い、材料としてインベントリに入れ、要らない枝を小さく伐り薪として積み上げ自然乾燥、屑木はパルプの原料実験に使う予定だ。
そして田んぼでは、遂に最初の稲を稲刈りし私が稲刈り機で刈り、アンナ達に三脚の立て方と稲の干し方を教える、此は末期癌でとある元・国立病院に見殺しにされた、亡き祖父から受け継ぎそして使えずに居た知識の思い出だ。
ジャージ姿の諏訪さんと竹井さんも、初めての稲干しを体験し稲の束を又割りしハゼが卦は、今は余り見なくなった光景だ。
アンナβは稲刈り機の扱いを覚え、他の田んぼの方の稲刈りを始めた、シロツキは私に褒められたいらしく何時もよりも頑張って居た。
「シロは頑張りやさんだな…………よしよし」
「もっと褒めて、マスター」
「・・・・・(何か猫街さんが、シロツキさんを甘やかしてるの見ると、胸がモヤッとする)」
「・・・・・・(何だろう? 何か、猫街さんが女の子を甘やかせるの見ると、胸がモヤッとする……………)」
諏訪伊織と竹井悠姫が、この感情に折り合いを付けるのはまだまだ先の話である、この先に出会う未来の天敵達との出会いは、彼女達に何を残すのだろうか?
「稲刈り楽しかったね」
「干しただけだけど、お米て色々作業があるんだね」
「新米は美味いぞ、特に自然乾燥させて太陽の光を浴びたお米は、
「ゴクリ」
「ゴクリ」
「撫子には、新米の時に肉じゃがを頼んでるし、新米を知り合いの神様も食べに来るしな」
「・・・・ほえ?」
何か諏訪さんが、変な声を出す。
「・・・・この前の女神様ですか?」
惜しい、竹井さん確かに桜ちゃんはたぶん来るが、まだ師匠やルドルーラ様にはまだ出会って無い。
私はシャロに聞いた魔法図書館に行き、四大魔法以外にも環境を操る魔法や、結界で気温調整したり天候を操る魔法が有る、他にも色々応用する魔法やら見てると、不思議な気配にふと顔を上げれば、虹色に輝く髪と瞳の女性が居た。
服装は白のワンピースドレス姿で、年齢的には今まで会った女神では母性が強く暖かな雰囲気を放つ、慈愛に充ちた様な優しい笑みは真の女神と言って過言ではない。
「・・・・・そんなに褒めなくても…………」
「いや、人の思考を読んで、顔を赤らめないで下さい」
史郎は真顔に成り、ジト目で女神に言ったのだったが、魔法知識を司る高次元体の女神は史郎の変わりように、少しギャップ萌をしてしまうちょろインである。
「それよりも、貴方は魔法に興味がおわりで?」
「はい、私は地球出身で魔法が無い世界なので、魔法は私の人生のロマンの一つと言って過言ではないですね」
そう史郎は熱を帯ながら言うと、魔法知識を司る女神は少し引くのだった。
「・・・・・そうなんですね……………」
何か知らないが、この謎の女神様にドン引きされた気がする、少しテンション上げ過ぎたかな?
「成らば、私が貴方に魔法の才を差し上げましょう」
名も知らない女神様から、私は分厚い本と空中や本に文字や本の魔法陣を、自動で模写するペンを手に入れた。
「有り難う御座います、女神様」
「良いのですよ、猫街史郎よ…………貴方は何時か世界を越え、何時か貴方の魔法が誰かに必要とされる日が来ます、その為に私が現れたに過ぎません…………では何時か魔法の極意の世界の果てで、貴方を待って待ってますよマスター……………」
そう意味深な事を言い、女神らしき女性は光の粒子に変わり消え去った、意味深な台詞を残すが、まあ私にマスターと呼ぶのはアンナ達だけだしな。
「それにしても、名も知らないあの女神様は、誰かと私を間違えたのだろうか?」
私は手に入れたペンと、万能鑑定スキルと天候や気温を操る魔法を読み解析しながら、春の結界と梅雨の結界と夏の結界と秋の結界と冬の結界の、五季結界と梅雨を抜いた四季結界に春と秋と冬の三季結界を、魔道書から必要な術式と魔法陣を抜き取り完成した。
一応結界だが、魔力供給魔法陣か魔法装置が有れば、一度展開すれば魔力は供給する物以外必要は無くなる、因みに魔法陣は木彫刻や石灯籠等の刻印出来る物なら、何でも代用は何でも可能だ。
因みに大地に書いて、雨や雪で魔法陣が消えるリスクが高いので、結局は魔法装置とか刻印出来る物が必要に成る、因みに湖の一つに夏の結界をすれば結界を解除しない限り、ずっと穏やかな暑さの夏のままだ…………一夏のアバンチュールは終わりがない、やる奴も居ないだろう…………私以外…………相手居ないが。
他にも呪術解除魔法を読み漁り、モンスターの呪いによる石化やクリスタル化や水晶化を、解除する魔法や魔法陣を造ったり、光の回復魔法の生命光に全ての呪いや異常状態解除を追加した、
他にも再生の光魔法と炎の治癒生命の魔法と、陰魔法の星の再生魔法を組あせた蘇生魔法フェニックスが完成した、蘇生魔法と言っても死ぬ前に付与しないと死んだ後では、効果が発揮されない仕様だ。
一応死んでからの蘇生は、普通に有るけど成功率は四割でそれも膨大な魔力が必要と、光魔法の魔道書に記されてるが、魔力
一応蘇生魔法リザレクションを模写して、他に成功率を上げる魔法は無いかと探すと、光魔法の医療魔法らしきキュアレーションは肉体の細胞まで、修復や回復が出来るが肉体の構造を知らないと使えないらしい、しかも細胞修復や回復に時間が必要らしく、魔力の燃費消費が悪い魔法らしい。
更に万能鑑定スキルを駆使し、魔法効率が悪い部分や光魔法の再生魔法を組み合わせ、更に森や大気のエネルギーを使った自然治癒魔法を組合せ、細胞の修復や回復に細胞の正常化を強化を含め、更に太陽光の生命力を活性化する魔法を組合せ、燃費効率を更に良くした魔法が完成した。
「プロトタイプ、『エナジー・ライフレーション』が完成したぞい!」
何か変なテンションに成ってしまった、一応使わないのが一番だけどガリレオさんの世界は、普通にこんな魔法使わずに
パンデミックには弱いらしいが、初期や少人数ならインフルエンザとかの流行り病は治せるらしい、因みに医者は居るがニュークロイツ国しか、外科治療設備が無いらしい。
テクノロジー発展は、ニュークロイツしか発展してないが少し
他に呪いや道具等による、呪いの様なアーティファクトとかの解除をする、専用解除魔法は複数の呪詛や呪いの強いも専用のを、『解除』と言えば発動する魔法を組み合わせ、精神の呪い解除まで可能らしいが媚薬等の精神昏睡汚染は残念ながら不可のだった、汚染だからだろうか?
魔法も少し増えたので、次は魔法を使った環境の庭と喫茶店を作る、どう作るかと言えば春と秋と冬の景色の白鯨の庭と、春と秋を感じる草花の庭園と冬だけコタツ付きの、冬景色を楽しみながら温かい料理や飲み物を楽しむ、冬を逆に楽しむ喫茶スペースにする。
まあ喫茶店より和風カフェに近い、喫煙基本禁止だし喫煙者用の場所は作る気はない、私が煙草の臭いが苦手な為だ。
さて図書館や湖も無い、何故か山が在る場所にワールドショッピングで材料を買い、更にコンテナ型試作二号機に材料を入れ、外観木組みの家で一階はカフェスペースとステンレス台のキッチンに水は、水のエーテル魔石を使うが小窓を使い綺麗な水が在れば、そこから水を引き使おうと思う。
カフェスペースは、中央は普通のカフェスペースで、主に味わいのある安売りしてた閉店した喫茶店のテーブルや椅子を、アンナが手直しと改修し物の耐久力を改修した、電気は余り発電効率が悪い壊れ易いソーラー発電ではなく、高出力魔法ブラックホールエネルギーを発電エネルギーにした、永久機関を採用し魔力を流し安全弁装置が働き、基本ブラックホール魔法攻撃や神鉄の耐久力を破壊する、とんでもない攻撃をされない限り、この発電所を破壊は基本不可のだし内部はブラックホールでも破壊不可。
安全弁を破壊するには、外部の安全装置を全て破壊しないと事実上不可仕様、まあ暴走したら全員ブラックホールの重力波に潰れるが。
照明はアンナ作の暖かいモダンな電球にし、アンナと諏訪さんや竹井さんがデザインした花や動物をモチーフに、電球の笠を天井から吊るして飾り照明にしてる。
春のカフェスペースは、桜の花弁と花桃の花弁の吊るし照明にして、秋のカフェスペースやはり
冬カフェスペースは、長い長方形なカフェスペースで、雪の結晶や雪だるまの照明が出迎える。
冬カフェスペースは基本、土日のみチーズクリームシチューを出し、朝はモーニングにトマトチーズクリームシチューとトーストを出す予定、まだパン職が居ないのでシチューライスの予定、
白鯨産のカカオで、ミルクココアとチョコケーキを作る目処が立った、まあ機械を造るのに色々意見を出し合った為だ、主にアンナと私とシャロがだ………後に白鯨制御AIのシャロの名前を、変える事に成るとはまだこの時の私は知らなかった。
冬のカフェスペースには、畳み席が有り堀コタツ式にしてあり、ダイニングテーブル式のコタツも数席完備してる。
冬の風情はやはりコタツだ、余り良からぬ客なら叩き出す予定、特に半日以上数寝落ちした客には、外に放り出し反省文書かせてから出禁にする。
一応どの世界でも通用する、注意喚起の札を張り付けて置くし、入り口の転送装置扉前にも注意喚起はしておく、見えなかったとか言い訳出来ない様にする。
そして自然乾燥させた稲を、脱穀し撫子に水流式水車精米機で精米を頼み、昼には撫子特製のトリケラトプス肉の肉じゃがを食べる、なかなか味が染みた十勝こがねが美味しい、この十勝こがねは煮崩れしないタイプのジャガイモだ、北海道のジャガイモ開発研究は何時も凄い。
新米も美味しく、旨味が口に広がり卵かけご飯も食べたく成って来る、米粒も特A級の質は白鯨とアンナと撫子のお陰だ、こんなに美味しいご飯を食べれるのも。
だがそんな楽しい空気に、騒がしい声がひ引き渡る。
「新米美味いぞぉー!!」
うるさいルドルーラ様、まだ呼んで無いが何故に居るんだ?
「我が呼んだ、なんか寂しそうにしてたからな」
師匠、かまってちゃん様は次から置いて来て下さい。
「・・・・・・美味しい」
「手伝った甲斐がありました…………」
なんか染々と、新米のご飯を食べる諏訪さんと竹井さん、一応お茶はやはり京都の宇治茶に限る、まあ食堂とかにしたら産地関係なく安いお茶を使うかもだけど。
あとガリレオさんに聞いたら、冒険者ギルドで冒険者以外のバイトとかの斡旋や募集もしてるらしいので、ガリレオさんに頼んで住み込みのバイトを二名位頼んだ。
一応面接で決めるが、サービス業経験在る無し関係は無いが、在った方が採用率が高いと記載して貰うが、犯罪歴が無い人間に限ると入れる。
まあガリレオさんが、良からぬ
新米の昼飯を食べ終え、昼休みの仮眠を終えてから残りの脱穀を終えて、麦の収穫した場所に新たに田植えを終え、脱穀を終えた田んぼに麦の種を撒いて、次はアンナ達に任せてお米の増産計画に入る。
因みに諏訪さんと竹井さんの、ルーウエルド大陸共通語の教育はシャロが二人が理解出来る分析し、それでもダメならアーティファクトを作って私の通訳スキルを付与する、因みに従業員用にもうどんな世界の言語も対応式、指輪型の通訳翻訳アイテムを製造済み、アクセサリー程度のアイテムにしてるが、何故か妖精達が群がり何かしてたと思ったら、妖精の指輪と通訳リングが名前を変えてたが。
諏訪さんや竹井さんの場合は、学校に行く前提がある為であり、学校に行く必要が無ければアイテムを作りで終わってから、その場合は二人に渡してるよ。
こうして試験的に、他の異世界の人の反応を試すのと、異世界の食材を使いストックして色々ガリレオさんの世界と、異世界のモンスターの食材質を比べて、良い食材を店に出して喫茶店にするか食堂オンリーにするか、色々考える期間を設ける。
一応先に、拠点に成るウィールデンで温泉や修行場を作る、まだ従業員も居ないし一応妖精も少し移住者が現れた、他にも面白い者達が仲間に成るかも知れないので、修行と食材確保等をしながら進めて行く予定だ。
さて色々始めるぞ!
・トロンペンの森
サングラン系第九惑星アクアアースの、ドラルーラ王国領のトロンペンの街郊外の森を指す、トロンペンの森に近年妖精目撃が多数報告が有り、冒険者がたまにお金儲けと好奇心に入って行く、ソロの冒険者が妖精を捕まえ売りに出したとの噂がある。
・妖精異空間の世界樹
トロンペンの森にある、世界から認識されない龍脈の世界樹の一、他の世界や他の妖精との関わりを忘れてしまった妖精達、昔はハイエルフが居たが旅に出たきり帰って来ない。
後に他の異世界の妖精と交流を持つ、人間の提供する紅茶やお菓子が妖精達の楽しみである。
・世界樹の妖精
世界樹から生まれし妖精、仲間が人間に捕まってから警戒してたが、史郎との出会いにより後に悪しき人間がこの空間内に入る者は居ない、とある大賢者により妖精達は守られた為である。
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