第5話 エピローグでありプロローグ
わたしがなぜ瓦礫の下にいたのかきっと彼はわからない。
だってこれは私の心の中だけの話だから
わたしは親から虐待を受け友人も出来ず心を許せるなにかも精神的に強いわけでもなかった。
だからわたしはきっと世界から要らない子なんだと思っていた。
そんなわたしを世界で唯一肯定してくれたのが彼だった。
本来わたしは瓦礫によって死ぬつもりだった。
そうすればわたしにとってのハッピーエンドだと本気で思っていた。
でも今はわたしを助けてくれた彼と一緒に笑うこの毎日が楽しくてたまらない。
わたしは隣り合って笑う彼にひっそりと寄り添うのだった。
一週間後に30を迎える俺にクールな後輩が「30歳になっても独身なら結婚してあげます」と言ってきた 山田空 @Yamada357
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