リアル、デフォルメ、どちらも良い!


 魔法、鎧、戦闘、舞台……

 果てはDQとFFまで。

 様々な観点から硬派ファンタジーとナーロッパを見比べてみる。



 この作品の特筆すべき点は、両方の表現方法をきちんと評価しているところにある。
 隈なく見つめつつ、ナーロッパもここんとこがいいよね、でも凝ったファンタジー世界もいいぞと、朗らかに表現されている。

 その寛容さというか、懐の深さが読む者を安堵させる。

 時折作者のこだわりポイントが垣間見えるのも、また良いものだ……