第7話 はじめて食べるんだが?


「お疲れ様っす」

「おう、瀬下、また明日なー」


 駅の改札を抜けたところで、瀬下は反対方向、俺と当真くんは、同じ方向だということがわかった。瀬下に別れを告げ、当真くんと駅のホームへの階段をあがる。


「ちょっと待っててくださーい」


 てててっと小走りしてホームの売店に入っていった。

 その間に俺たちが乗る電車がホームに到着した。


「危なかったな。間に合わないところだった」

「せーんぱい。コレどーぞ♪」


 差し出されたのは、かわいいウサギの絵柄のグミだった。


『ゾクッ』





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